グラデーションに思わず見とれる... 柳谷観音「紅葉の花手水」が息をのむ美しさ
3年前から始まった「花の手水鉢」
投稿者は撮影した時の状況をこう話す。
「柳谷観音には以前、初夏の紫陽花ウイークでお邪魔しており、紅葉ウイークも素晴らしいだろうと行ってみたら写真の通りでした。実は2週連続行って、撮影しました」
色鮮やかな見事なグラデーション。この手水鉢の紅葉はお寺の人が並べたものだという。
25日、今度は柳谷観音に電話で詳しい話を聞いた。答えてくれたのは、楊谷寺(ようこくじ)(通称:柳谷観音)の住職・日下俊英さんだ。
「紫陽花や紅葉など、四季折々の草花で庭の手水鉢を飾るようになったのは、実は家内の発案でして、3年ほど前からのことです。紅葉も、毎日デザインを変えて並べ直しています」
3年前から住職夫人のアイデアで始まった「花の手水鉢」は、SNSですっかり評判となったという。季節に合わせた花や植物が選ばれ、境内や庭園の手水鉢が鮮やかに彩られている。秋の紅葉はとくに人気が高い。
柳谷観音では紅葉の花手水が御朱印帳になった『なないろ手水御朱印(書き置き)』も限定販売され、とくに若い女性に好評らしい。
現在は「紅葉ウイーク」の真っ最中。期間は12月1日までの予定だったが、1週間ほど延長する可能性もある、と日下住職は話している。
住職によれば、週末はけっこう混み合うが、平日はそれほどでもないとのこと。紅葉の見頃もまだこれからだ。京都をちょい外れての紅葉見物、「いいね」かもしれない。