電車の手荷物を置く網棚。その使い方について、読者から一通のメールが届いた。 「座席に座って真上の網棚も使っている人は迷惑。膝の上が基本です。立っている人はせめてカバンを網棚にのせて手を自由にしたいですよ」 神奈川県在住の会社員Gさん(50代男性)の投稿だ。立っている人が手荷物を網棚に乗せ、座っている人は膝の上に置く。そうすれば車内のスペースを効率的に利用できる。 つまり、網棚は真下の座席の人のものではなく、近くに立っている人が使うべきと主張しているのだ。 網棚って誰が使用すべきなのだろうか(画像はイメージ) こういった主張をするのはGさんだけではない。Q&Aサイト「発言小町」にも、次のような書き込みがあった。 「満員電車で座席に座っているにもかかわらず、網棚を使用している人がいると、内心かなり腹が立つのですが、そのようなことはないでしょうか」 投稿者は、膝に抱えて座ることができないくらい大きな荷物を持っている人へは怒りを覚えないという。しかしそれ以外であれば、膝に抱えてくれと話す。 一方で、こんな意見も。 「満員電車で立っているときって、人の乗り降りの際に合わせてあちこち動き回ることになりません?自分が降りる駅でなくても、降りる人に道をあけるために降りたりもしますし」 確かに電車で立っていると、人波に流される可能性がある。そうなってしまうと網棚から自分が遠のいてしまう。であれば、座っている人が網棚を使った方がいいんじゃないか...。暗にそう言っているようにも受け取れる。 議論の終着点はどこに...。ここはやはりJR東日本に聞いてみるべきだろう。 「お客様同士でお譲りいただいて...」 JR東日本は、網棚が立っている人のものか、座っている人のものか、想定しているのだろうか。 2019年11月13日のJタウンネットの取材に、広報担当者は次のように回答した。 「網棚について、この人にお使いいただきたい、という想定はしていません。網棚に限らず吊革などに対しても、お客様同士でお譲りいただいてご使用いただきたいです」 とくに決まったルールはないということだ。 あくまで、譲り合いの精神を乗客は求められているのだろうか。