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被災者のプライバシーを守るために 避難所専用テント「ファミリールーム」に開発者が込めた思い

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.10.24 06:00
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個人販売をしない理由とは

さて、このワンタッチパーテーションファミリールームのユーザー数はどのくらいだろう?

 

「全国の自治体の半数近くには納品させていただいておりますが、まだ数量的は十分とは言えない、まだこれからと言ったところでしょう」と担当者。備蓄という点では、自治体によって差があるのかも知れない。また同じ自治体の中でも、避難所によって備蓄数に差がある、というのが実情だろう。

今回、ツイッターなどSNSで話題となったことによる反響はどうだったのだろう。ニードの公式サイトには次のような告知が記されている。

「非常に恐縮ではございますが、弊社では基本的にワンタッチパーテーション等を個人の方向けに販売することは致しておりません。また、各ECサイトへの出品やインターネット販売等も行っておりません。

その理由と致しましては、スペースの限られた避難所で個々人の方々が持ち寄った間仕切り等を使用されますと、避難所の運営に支障をきたす可能性があるためです。

お住まいの地域における弊社製品の備蓄状況につきましては、お近くの避難所等を管轄されている各自治体様にお問い合わせください」

どうやら個人からの購入希望が多かったようだ。個人への販売や、通販での販売は行っていない。あくまでも避難所を運営する各自治体への販売が基本のようだ。

個人が仕切りなどを持ち込むと、「避難所の運営に支障をきたす可能性がある」というメッセージがそれを表している。

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