役員の指示に従わないと「制裁金」 横暴すぎる町内会、住民の怒りは頂点に達して...(岡山県・30代男性)
私の実家の町内会では、過去にストライキが起きたことがあります――今回ご紹介する町内会トラブルは、岡山県に住む30代の男性Uさん(仮名)のこんなエピソードだ。
なぜ、ストライキが起きたのか。
その発端は、町内会による横暴な「制裁金」の要求にあったという。これに強い反感を覚えた住民たちが一致団結し、役員たちに対して抗議活動を始めたそうで...。
安全に配慮した行動だったのに...
私の実家はまだまだ田舎臭さの残る街で、自然の多い地域でした。今回お伝えしたいのは、そこをまとめていた町内会で起きた事件です。
町内会の活動の一環として、地域の保全と清掃のため、定期的に公園や公道の草刈りをしていました。生い茂った草木が視界を悪くし、頻繁に交通事故が起こる原因になっていたためです。
草刈りは参加が義務付けられていたわけではありませんでしたが、自分や家族の身の安全のためでもあるため、半数近い住民がボランティアとして参加していました。
そんな中、ある草刈りの予定日のことです。
その日は、作業を開始する直前になって、かなりの大雨が降りました。
通常、雨が降るなどの場合は事前に中止の回覧が回ってくるのですが、この日は急に天気が崩れたため参加者も、現地で役員からの指示を待っていました。ですが、なかなか役員からの指示が来ません。
すると町内会の中でもまだ若い男性が「今日はやめましょう」と参加者の安全に配慮し、中止を提案。草刈りをやるような状況ではなかったのは明らかでしたから、その声に参加者が賛同して、その日は解散となりました。
しかし後になって分かった事でしたが、その解散を提案した男性に対して、町内会が制裁金の支払いを要求したのです。
理由は、会長や役員の指示を待つ事なく、その場の指揮を乱す行為を行った、といったものでした。
その場にいた参加者全員の意思で取り止めたのであり、納得のいく罰金ではありません。
一時は町内会にストライキが起きるような事態になりましたが、男性はこれ以上事を大きくしたくないと、会長や役員に謝罪しました。
結局、それ以上そのゴタゴタは続きませんでしたが、町内会に不信感が湧いたのをよく覚えています。
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