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ニャンコ住職がお出迎え! 京都・猫猫寺(にゃんにゃんじ)、ネコ好きの楽園でしかない

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.09.12 06:00
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いま、猫が住職の「お寺」に注目が集まっている。その名もずばり「猫猫寺(にゃんにゃんじ)」。ネーミングからしてインパクト抜群だ。

けんたろう(@hotokeYK)さんのツイートより
けんたろう(@hotokeYK)さんのツイートより

話題のきっかけとなったのは、ツイッターユーザーのけんたろう(@hotokeYK)さんの投稿だ。

2019年9月8日、「招喜猫宗総本山 猫猫寺」と書かれた看板の写真や猫のシルエットをあしらったスイーツ、住職の猫、さらに猫イラストが描かれた内装などを紹介すると、多くの猫好きユーザーの目に留まり、「そこはパラダイスですか?」との声が。

ツイートは11日17時時点で1万6000件を超えるリツイートと大反響だ。いったい、多くの人を魅了する「猫猫寺」とはなんなのか。

Jタウンネット編集部は11日、猫猫寺に話を聞いた。

画像提供:けんたろうさん
画像提供:けんたろうさん

「猫のように自由に生きよう」

猫猫寺の内装(画像提供:けんたろうさん)
猫猫寺の内装(画像提供:けんたろうさん)

話を聞いたのは猫猫寺の加悦(かや)順子さん。羊毛フェルト作家として活動する傍ら、猫猫寺ではフェルト作りのワークショップも行っている。

「コンセプトは『猫のように自由に生きよう』なんです」

と語る順子さん。さかのぼれば、「猫猫寺」を作ったきっかけは11年に起きた東日本大震災だったという。

震災の混乱を経て、好きなことをして生きて行こうと決意した加悦家。順子さんはご主人の徹さんと一緒に猫のフェルトアート作品や雑貨を扱うお店を開業し、息子の雅乃(みやの)さんは好きな猫を題材とした作品を作り始めたそう。

16年9月にオープンした猫猫寺。ご主人の本業が寺社仏閣の彩色の仕事でもあるため、技術を生かせる「寺」にこだわったという。雅乃さんは同年、あのピカソも出展していた「サロン・ドートンヌ展」(パリ)に最年少の17歳にして入選し、猫作家として国内外から注目を集めるようになる。

「『猫』をご本尊とした世界初の本格的寺院型テーマパーク」として、カフェや雑貨スペースのほか、猫のアート作品が並ぶギャラリースペースも備える猫猫寺。家族の強みが結集した形だ。順子さんも「ここは家族の夢がひとつになる場所です」と思いを述べる。

猫猫寺の住職・珍くん(画像提供:けんたろうさん)
猫猫寺の住職・珍くん(画像提供:けんたろうさん)

「猫ちゃんって本当に好きなことをしているんですよ。猫のように自分のやりたいことで人に喜んでもらえることがいいんじゃないかと思っています。そうじゃないと本当に調和が保てない」(順子さん)

一家にとって猫はずっとブームの中心であったと語る順子さん。今回ネット上で話題になったことを受けて、

「コンセプトの『猫のように自由に生きよう』を広めていけたら」

としていた。

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