鹿児島「SMAP列車」今年も運行 デビュー記念日でファン企画...「本人たちがお祝いできないなら」
「令和もSMAPファンです」
女性によると、デビュー記念日を市電で祝うこの企画は、SMAP解散後の2017年から実施。今年で3回目となる。
市電貸し切りはイベントで知り合った7人のファンで企画。今年は7月ごろから内装の相談など準備を進めてきた。
なぜ市電なのかを聞くと、
「イベントで主催者メンバーと交流を持った時に、東京とかでも電車走らせたりしてるのを見て、『鹿児島も市電があるから誰かしないかな』と言ってました。でも誰もしないから自分たちでやる?て言って」
とのこと。「本人たちがお祝いできないなら自分たちが」という思いもあり、26周年から勝手に引き継いでいると話している。
ファンによるSMAP列車が走ったのは7日13時から。交通局を出発して、天文館などを経由、約2時間半の走行となった。参加者は30代~50代の女性ファンで、定員は24人。毎年参加する人に加えて新規メンバーおり、なかには宮崎や名古屋など遠方から参加する人も。車内ではSMAPの曲を流し、歌ったり外に手を振ったりして盛り上がったという。
ファンたちはそれぞれ「担当(推しているメンバー)」が分かる名札を付けていたが、ここで気になる点がある。
「私は木村くんのファンです。でも一番多かったのは慎吾ファンですね。吾郎ちゃんファンは一人もいなくて、吾郎ちゃんごめんねって思いながら...(笑)」
県民性なのだろうか...。稲垣吾郎さんのファンは去年もおらず、おととしもいなかったのではないかと女性は話す。ファンらは「吾郎ちゃんファンは家にいるのかな」「おとなしいのかな」と話していたそうだが、なぜ一人もいなかったのかは分からない。
3回目となる今年の企画を終えた感想を聞くと、
「世間では何となく平成でSMAPが終わってしまったというのがあるんですけど、私たちの今年のコンセプトは『令和もSMAPファンです』っていうのを知ってもらいたいなっていうのがあったんですよ。ツイッターで『今年も走ってる』とあげてくれる人もいて、SMAP続いてるよっていうのがアピールできて、みんなで一緒にお祝いできたのが良かったです。
普段はおひとり様で応援されてる方も多いので、24人で集まって応援できたのは心強いですし、応援してたいなという気持ちが強くなりました」
と話す。
来年の実施については「私たちがお祝いしないといけない状況でしたらやります」とのこと。本人たちとお祝いするのが一番の理想だ。