関西人の皆様、「いらち」は標準語ではありません 全国調査の結果→約半数が「使わない」
関西は「いらち」派完勝!
「いらち」の意味わかる? という問いかけに対しての結果が、下の円グラフだ。「意味はわかるし、使ったこともある」は705票(49.5%)、「使ったことはないが、聞いたこともあって意味もわかる」は322票(22.6%)だった。
「聞いたことはあるが、意味は知らなかった」は63票(4.4%)、「全く知らなかった」は335票(23.5%)だ。まとめると、言葉の意味は7割強が分かるが、使ったことがある人は約半分という結果になった。
「使ったことがある」と答えた人の率を、各県ごとに0~30%、31~50%、51~80%、81~100%と4段階に分け、比較を試みてみた。その結果を色分けすると、上のような日本地図になった。
色分けされた地図を見ると、「使ったことがある」率が高い青はとくに関西、そして西日本に集中しているようだ。一方、「いらち、使ったことある」率の低いグレーは東北、関東の一部、九州などに広く分散している。詳しくは、各都道府県の調査結果を見てみよう。
まず「いらち、使ったことある」派の本家・大阪府を見ておこう。
「意味はわかるし、使ったこともある」は91.5%。「使ったことはないが、意味はわかる」は6.8%だった。「聞いたことはあるが、意味は知らなかった」は0%、「全く知らなかった」は2票、1.7%だった。
「いらち、使ったことある」派の圧勝である。
次に、関西の他の県も見てみよう。「いらち、使ったことある」派は、京都府91.7%、兵庫県87.2%、滋賀県72.7%、奈良県94.1%、和歌山県100%と、のきなみ高い。当然のことだが、関西は「いらち、使ったことある」派が完勝だった。