歌舞伎町って、こんなに美しかったのか...! 話題の写真家が伝える「日常の美しさ」とは
普段の生活を送る中で、日常の風景を「綺麗だ」と思う機会はそう多くない。日々、仕事などで慌ただしく過ごしているという人はなおさらだろう。
ともすると見逃しがちだが、そんな日常の何気ない風景の美しさを切り取ったインスタグラマーの写真が国内外問わず注目を集めている。
こちらはインスタグラムで数多くの街並み写真を投稿しているインスタグラマー「myview_injapan」さんの作品。ある夜の東京・新宿の様子を切り取っている。数多くの看板が一斉にこちらを向き、大迫力だ。映画のワンシーンかと思ってしまう。
myview_injapanさんのインスタグラムを確認すると、2016年10月の初投稿からこれまでに首都圏近郊を中心としたエリアの街並みや繁華街の写真が投稿され、独自の世界観を表現している。
投稿された写真に寄せられたコメントには、
「映画のワンシーンみたい」
「古き良き時代にタイムスリップしたようです」
「異国情緒あふれてますね」
との声が。日本だけでなく海外からのユーザーからも反響が多く、注目を集めている。
「『いいな』と思ったらとにかく撮る!」
myview_injapanさんは2019年7月1日のJタウンネットの取材に、こうした写真をインスタグラムに投稿するようになった経緯について、レンズを通して気づいた「日常の中にある日本の美しさ」を他人と共有したかったと説明する。
「特別な場所、特別な瞬間だけが美しいのではなく、自分の周りや普段の何気ない一瞬の中にも美しさがあることに気付いて欲しいという思いで投稿しているので、普段見逃してしまっているあたたかさや温もりが伝わるようにしています」
たしかに、投稿された写真を改めて見てみると、歌舞伎町や上野のアメ横、横浜中華街など大勢の人でにぎわう繁華街で撮られた写真にも関わらず、どこかほっとするような印象やあたたかさを感じる。
日常の風景のはずなのに、まったく違った世界のように見える写真の数々。myview_injapanさんのような写真を撮るコツを聞いてみると、
「構図やテクニックなど気にせず、『いいな』と思ったらとにかく撮る!頭で考えて撮るのではなく感情が動いた時に撮る。日常の一瞬を見逃さないように常に写真を撮れる状態でいることが一番大事なことだと思います。あと楽しむことも大切です」
と教えてくれた。