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埼玉・島根・沖縄に「恋人の聖地」がない理由 主催者に聞くと、予想外の答えが...

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.06.29 11:00
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ない理由は「消極的」

Jタウンネット編集部は2019年6月18日、主催する地域活性化支援センターの担当者に話を聞いた。

単刀直入になぜ3県に恋人の聖地がないのかを聞くと、意外な答えが返ってきた。

「申請がないので...」

一体どういうことなのか。そもそも恋人の聖地は、主催者が勝手に場所を決めているわけではない。

実は、自治体から申請があった地域の中から選定する。つまり、申請がない地域の観光名所は永遠に選ばれないのだ。

伊予灘パーキングエリアのプレート
伊予灘パーキングエリアのプレート

3県にない理由について、担当者はこのようにコメントしている。

「恋人の聖地は行政などが『地域の活性化と少子化対策』に取り組む共同プロジェクトです。必要性を感じない、NPOの共同事業に参画するつもりはない、独自に対策を練っている等あるかもしれません」
「3県には我々の発信力のなさで、未だ上手く活動の趣旨が伝わっていないのかもしれません。また、観光・少子化・地域の活性化にすでに先進的な取り組みをされているので、共同で行う必要は無いのかもしれません」

しかし、埼玉県民の筆者はあることを考えてしまう。埼玉にロマンティックなスポットと言われてもピンとこないのだ。これについても、

「初めから、ロマンティックでプロポーズにふさわしい恋人の聖地があるわけではなく、後から選定されたことで『3ヶ月だけ橋の影がハート型に見えるんだって(熊本・美里町)』(中略)などなど、今まで知らなかった小さなテーマが、聖地としてスポットライトがあたって広がっていく中で、現在の形になっています」

現時点でそうは見えなくても人を通じてロマンティックが新たに見つかる可能性もあるのだ。よく考えると恋人がいた経験がほとんどない筆者がわかるはずもないのだ。泣きたい。

活動についてものコメントも熱が入る。

「地域の方々が環境整備に取り組み、その熱意が伝わり、訪れた人たちが口コミでホッコリ感を伝えていただくことが、14年に渡り、少しずつ地域も増え、伝わっていったのだと思います。ここが恋人の聖地とふさわしい地方自治体の名乗り上げではなく、作り上げていく活動だと考えています」

やはり47都道府県に恋人の聖地があった方が良いと考えているのかもしれない。3県について、

「3県の地方自治体の関係者の皆様に上手く伝われば恋人の聖地が誕生すると思います。どうぞよろしくお願いいたします」

とコメント。名乗りが上がる日を待っている。

ちょっと自虐的に考えている自治体もあるのかもしれないが、ここは1つ積極的になって欲しい。

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