厳島神社の大鳥居、70年ぶり大規模改修 観光客のイタズラが劣化の一因に
[みみよりライブ 5up-広島ホームテレビ]2019年6月17日放送「5up!NEWS」のコーナーでは、宮島・厳島神社の大鳥居の大規模改修について取り上げていました。
境内の沖合、およそ200メートルの場所に堂々と鎮座する、厳島神社の大鳥居。高さは16メートルで、1875年に再建されてから、140年以上が経過しています。老朽化によって損傷が進んだため、6月17日から改修工事が始まりました。
大きな修理は水中花火大会後に
17日の14時前、潮が引いたところで重機を使い、足場を組む作業が始められました。この大規模修理では、劣化などで傷みが広がっている部分を補修します。
宮島観光協会によると、訪れた人が賽銭感覚で硬貨を差し込むなどの行為が劣化原因の1つになっているといいます。
観光客からは、「下のほうまで見えて貴重です。工事が終わって新しくなっても見にきたい」、「何百年もここにあって、僕たちにとっても大切なものなので、みんなで守っていきたい」という声が上がっていました。
来月20日頃からは、大鳥居全体にかかる足場が組まれ、全体がメッシュのシートで覆われます。宮島水中花火大会を終えた8月26日からは、鳥居の西側に約110メートルのスロープも設置されるということです。
工事期間は調査をふまえて修理内容を決定するということで、現時点では未定。
70年ぶりの大規模改修。きちんと改修し、今後も守っていきたいですね。
(ライター:tama35)