道民のソウルフード「やきそば弁当」の魅力 ペヤング・UFOとの違い、比較してみると...
ダイス状の鶏肉ミンチが入っている
「ペヤング」に入っている具は、チューブから捻り出したとしか形容ができない、円柱状の肉が入っています。実際の焼そばにはまったく寄せる気のない様子が窺えます。一方の「UFO」は、焼そばに使われる豚肉にしっかり寄せた食感で、ソース、麺のみならず、具でも本格感では群を抜いていました。
「やきそば弁当」には、ダイス状の鶏肉ミンチが入っています。なかなかの大粒で、チューブから捻り出したような「ペヤング」の肉に比べると肉感がありますが、「UFO」ほど本物の焼そばに寄せている印象は受けません。
具の他に、3商品ともにふりかけが入っています。「ペヤング」は、あおさ、紅生姜、粒ごまの組み合わせで、紅生姜が特に強く感じられます。また、スパイスも入っており、甘いソースの味や油揚げ麺の油の香りを引き締め、輪郭をハッキリさせています。実はこのスパイスこそが「ペヤング」の最大の特徴だと思っています。「UFO」にはあおさと紅生姜が入っていて、紅生姜の多さ、力強さが特徴。
「やきそば弁当」もあおさと紅生姜が入っていますが、他2つに比べると紅生姜が弱く、あおさの風味の方が目立っています。スパイスの強い「ペヤング」、紅生姜の強い「UFO」に比べると、ふりかけは地味でおとなしい印象でした。