カレーの箱でも郵便は届くのか 話題の「攻めすぎ包装」、実際に試してみた結果は...
3商品のうち、届いたのは...?
今回はすべて定形外郵便で試してみる。筆者は日ごろお世話になっているカレー好きの同僚・Oくんに、レトルトご飯・レトルトカレー・BIGあらびきソーセージを送ることにした。
日本郵便公式サイトによれば、定形外郵便物には規格内と規格外があり、それぞれ料金が異なる。規格内は最大サイズが縦34センチ×横25センチ×高さ3センチ、重さは1キロまで。最少サイズを見ると円筒形のものは長さ14センチ×直径3センチあれば送れるようになっている。今回選んだ3商品は条件をクリアしていたので、いずれも定形外郵便の「規格内」で送ることにした。
ポスト投函できる発送方法としては、ゆうメールやレターパック、クリックポストがあり、ものによってはそちらの方が安く済む場合もある。今回はスタンダードに切手を直貼りして送ってみたが、重量があるため送料はかなり高い。商品が合計475円だったのに対し、送料は合計970円と、3倍以上に膨れ上がっている。見た目はなかなか面白いが、あまりおすすめできる方法ではない。
人目を忍んで投函し、翌日。レトルトカレーとソーセージがOくんに届いた。ソーセージはほぼ無傷だが、レトルトカレーの箱はあちこちへこんでおり、郵便物の荒波に揉まれた様子が伺われる。しかも肝心のご飯がなく、Oくんは無言で首を振って目を伏せている。形も変だし、レトルトご飯はだめだったか――。
そう思って諦めかけていたが、土日を挟み、投函から4日後の月曜日。レトルトご飯も無事に到着していた。「ご飯来ましたよ!」と歓喜するOくんだが、パッケージはやはりベコベコにへこんでいる。食べる分には問題ないが、贈り物としてはいかがなものか...。
薄めの箱を再利用して定形外郵便として発送する際は、パッケージがある程度崩れることを想定しなければいけないようだ。