バイク専用お守り、無料コーヒーも... 浜松にライダーに優しすぎる神社があった
「道楽守」で道中楽しく・安全に
ライダーへのサポートを提案したのは、権禰宜(ごんねぎ)の石津紀祥さんだ。石津さん自身、ツーリングによく出かけるといい、その際に「意外と浜松ってオートバイの受け入れ先少ないよね」という話を聞いたという。
そこで今年のゴールデンウイークから始めたのが、お守りの販売とコーヒーの無償提供だ。ハンドルに巻きつけるタイプのお守りは当初の用意が少なかったこともあり、現在は在庫切れの状態。近日、再販が開始される予定。カラーは赤、青、黒、ライムグリーン、迷彩の5種があり、各1000円だ。
石津さんによれば、このお守りは「道楽守」で、ツーリングの道中・趣味を楽しむという意味が込められている。大歳神社の取り組みはライダーの中で広まり始めているようで、休日になると一日100人ほどのライダーが参拝に来るという。
参拝客は東海3県が多いが、大阪、京都、富山、横浜などからも参拝に訪れる人がいる。石津さんはライダーが参拝に訪れることで「交通安全をより意識するようになるのでは」と話している。
お守りの販売とコーヒーの提供は今後も続ける。石津さんは「『二輪車の方 サポート神社』としてやっていければ」と話している。