「暇なの?」→「なめんな。閑古鳥だよ」 桂浜水族館、キレッキレすぎる自虐ツイートに反響
高知県にある桂浜水族館(高知市)。1931年開業、80年以上の歴史をもつ老舗の水族館だ。
インパクトのある見た目をしたマスコットキャラクター「おとどちゃん」を前面に押し出し、公式ツイッターアカウントでは本音満載のツイートを投稿。かねてよりネットユーザーの注目を集めている。
そんな桂浜水族館のツイッターアカウントがいま再び話題だ。あるツイッターユーザーから、
「桂浜水族館公式、引用リツイートに速攻でいいねつけるくらい暇らしいぞ大丈夫か」
との声が寄せられると、公式アカウントが、
「なめんな。閑古鳥飼ってんだよこっちは」
と返答。あまりにキレ味鋭い切り返しを受けて、ネットユーザーからは「お見逸れ致しました」「正直言って弟子入りしたい」との声が上がっている。
あまりの暇さに新しいキャラを創造?
さらにこれだけでなく、公式アカウントは、
誰かの「桂浜水族館閑古鳥ってるのか」ってツイートを見た瞬間から
— 桂浜水族館 公式 (@katurahama_aq) 2019年5月26日
声に出して読みたい新しい日本語「閑古鳥る」が頭の中に巣を作って居座りだしたから責任とってほしい。 pic.twitter.com/1tbpvEvQ83
と画像付きのツイートを投稿。ユーザーから言われたというキーワードにかけて、「閑古ドリル」という謎のキャラを制作し、投稿している。
いったいどうしたというのか。あまりにも暇すぎておかしくなってしまったのだろうか。真相を確かめるべくJタウンネット編集部は19年5月27日、桂浜水族館の企画広報担当者で公式キャラおとどちゃんのマネージャーを務めているという森香央理さんに話を聞いた。
森さんは「あくまでもツイッターの投稿はおとどちゃんがつぶやいている」とした上で、
「今年のゴールデンウイークは来館者が多かったんですけど、終わってしまったら一気に少なくなってしまって...」
と漏らした。GW中一日1500人程度あった来館者が、今は100人程度に激減。とは言っても桂浜水族館としては通常営業に戻った程度なので、心配するほどではないそうだ。
しかし、ツイッター上で見かけた「閑古鳥る」というキーワードが頭に残ったため、フリー素材を組みわせて作成、投稿してみたとのこと。
公式ツイッターのおとどちゃんの投稿について森さんは、
「絵文字もなく、ちょっと冷たい印象を受けてしまうかもしれませんが、ぜんぜんそんなことないんです。(おとどちゃんは)思いつきとノリと気分でやっています」
と説明。16年よりツイッターで情報発信を始め、ここ2年で積極的にいろんな人に絡むなど勢力的に活動するようになったそうだ。ただ情報を発信するだけでは面白くないということで、あえてネタとして日常を発信しているのだという。
おとどちゃんの絶妙な切り返しからネット上では「弟子入りしたい」との声も上がったが、
「本当に何気なくやったことなので、面白いと思っていただけるのは意外です」
と控えめだった。