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高齢者VS若者の「板挟み」... お菓子1つでも意見対立、町内会役員の悲哀

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2019.05.21 11:00
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町内会(自治会)をめぐるトラブル。これまでJタウンネットには、町内会への不満を訴える住民からのメールが数多く寄せられてきたが、一方の役員側にも様々な悩みがあるらしい。

今回ご紹介するのは、自治会役員をしていたという神奈川県の60代女性からの投稿だ。何かと意見が食い違う高齢層と若者層。彼女はボランティアで役員を務めていた間、ずっと両者の間で「板挟み」になっていたという。

画像はイメージ
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ヒマな老人たちと、時間のない若者

私は町内会で自治会役員をしていました。

自治会の役員は、誰であってもできれば担いたくない仕事ですが、私の町内会では順番に回ってきてしまうので、どうしても一度はやらなければならないのです。

私の住む町は新興住宅地のため、区画もはっきりしており、町内会に入る入らないは表立っては任意となっていますが、ほぼ入らなくてはならない雰囲気になっています。

私は性格的に人の上に立つ仕事は苦手なのですが、やることになったからには責任を持ってやっていこうと決意しました。ところがこれがとても大変だったのです。

というのは町内は高齢化が進んでおり、自治会等の仕事に携わるのは、高齢者半分・若者半分くらいの割合です。パソコン作業がままならない高齢者と、共働きの子育てで時間がない若い人達の間に亀裂が入ること多々でした。

高齢者子育ても終わってヒマで時間がありますから、地域の行事について色々な細かいことを言い出すし、若い人は仕事があるからそこまでやっている時間はないと言い張り、ミーティングをしてもなかなか折り合いが付きません。正直、ずっと神経をすり減らしていました。

例えば、子供会の催しに出すお菓子一つとっても、高齢者と若者の意見は食い違いました。私は間に入ってどちらの意見も聞かなければならず、どちらの意見も立てなければならず、小さなことが決まらず時間がかかったり、また合わせてパソコン作業も覚えなければならなかったりしてとても大変でした。

広範囲にわたる世代で一緒に仕事をするのがこんなに大変なことだとは思いもよりませんでした。

私が感じたのは、とにかく若い人達には時間の余裕がない、ということです。だからといって町内会の仕事を止めてしまおうとは思いませんが、なるべく簡素化するなど、時代や世代にニーズに合わせていくことも必要だと感じました。

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