寿司を「手で食べる人」は少数派 全国調査で判明、7割強が「箸を使う」
寿司文化の「変化」浮き彫りに
こちらが、全国の結果をまとめた図表だ。ご覧の通り、「箸」派が586票(70.7%)を獲得し、243票(29.3%)の「手づかみ派」を大きく上回った。票差はダブルスコアで、現代人の主流は「箸」だと言い切れる結果になった。
しかし、全国組合「全国すし商生活衛生同業組合連合会」が公表しているパンフレットをみると、握り寿司が誕生した江戸時代では「手でつまんで食べるのが普通」だったという。その後、徐々に箸を使って食べるようになっていったそうだ。
こうした歴史を考えると、寿司をめぐる文化は現代になって様変わりしたことになる。かつてはメジャーだった「手づかみ派」が、現代では「箸派」に押されて少数派になったからだ。
また、Jタウンネット記事に寄せられたコメントを見ると、
「回転寿司ならお箸で食べます。回転寿司でない、職人さんが目の前で握ってくれるちょっと高いお店なら手づかみで食べます」
との声も。今ではファミレスに近い使われ方をされるようにもなった回転すしの普及が、食べ方の傾向に変化を生んだともいえそうだ。