電柱にコウノトリの巣、感電防止のため工事実施... 北陸電力の「粋な対応」に反響
「やさしい世界」「神対応」
広報担当者によると、巣をつくったコウノトリのつがいは、18年5月ごろから坂井市周辺を転々とし、何度も電柱に巣をつくろうとしていた。これまで北陸電力側は、感電の恐れなどを考えて、その度に作りかけの巣を撤去してきたという。
しかし4月下旬、今の電柱に巣が作られた。
地元住民や自治体から「巣を残して」といった要望が寄せられたことや、コウノトリの繁殖シーズンが近づいていることもあって、配電系統を変更する工事を4月23日に実施したという。
「コウノトリが去ったら、通常のように戻す予定です。逆に言えば、コウノトリが去るまでは、この状態のまま見守り続けるということです」(広報担当者)
こうした北陸電力の対応は、インターネット上で話題に。上述の報告ツイートには、次のような反応が寄せられている。
近隣住民と北陸電力の神対応にただ、ただ感激??!
— 衛宮士郎 (@sEph6lR24Z80MDI) 2019年5月10日
鶴の恩返しじゃないけど、きっと良い事有りますよ????。
コウノトリの営巣とは初めて聞いた。
— たそがれ電力 (@Twilightepco) 2019年5月10日
巣を撤去せずルート変更で対応とは北陸電力も粋ですな https://t.co/79hg2fREOy
やさしい世界
— TaYuKi (@negitorojarashi) 2019年5月10日
コウノトリの今後などについて、広報担当者は「引き続き、可能な範囲でご協力していきたいと思っています」ともコメントしていた。