お湯の透明度にビックリ... 湯浴み着・タオルNG、こだわりの混浴露天【山梨県・ 山県館】
混浴女子とめぐる!ニッポン秘湯図鑑
第十三回 山梨県・川浦温泉 山県館 文・写真:蜜月檸檬
こんにちは、混浴温泉に魅せられて全国の秘湯をめぐっている蜜月檸檬です。毎回ひとつの混浴温泉にスポットを当てて魅力をお伝えしているこの連載。今回は、山梨県の笛吹川渓谷にある温泉旅館「山県(やまがた)館」をご紹介します。
山県館は山梨市に流れる笛吹川沿いの静かな山の中にあります。首都圏からは中央線の特急で近くの塩山(えんざん)駅まで1本で行くことができ、宿泊者は塩山駅に送迎をお願いすることができるので電車でも行きやすい混浴温泉です。
エレベーターと木の階段を降りて渓流へ
正統派ともいえる大きな観光旅館の佇まいをした宿へ着くとスタッフが温かく迎えてくださいます。
混浴の露天風呂は広い館内の奥から渓流へ降りるエレベーターに乗ります。エレベーターを降りると更に木の階段が続きます。
階段を降りて渓流が近づいてくると露天風呂の屋根が見えてきます。温泉の香りを感じて高まる期待に思わず駆け降りると、階段から湯船を覗き見ることができてお湯の透明度に驚きました。
他のお客さんがいるか階段からわかるので心の準備ができます。
露天の横に男女別の脱衣所があるので浴衣を脱いで露天風呂へ。
すっきりと明るく気持ちの良い混浴温泉
混浴の露天風呂は、檜の巨木が支える屋根の下で風通し良く明るい雰囲気です。山々と渓流を望むこともできます。
少し熱めのお湯に入ると声が出ちゃう気持ちよさ。
3つ並ぶ湯船は湯温がそれぞれ違うので熱くなったら移動しでき、渓流に面した柵の手間は板間になっていて、寝転んで涼むこともできるのでゆっくり過ごせます。
以前は日帰り入浴で混浴露天風呂にも入れましたが、現在は宿泊者だけが入ることができます。
私が宿泊した時は混浴露天風呂にご夫婦がいらっしゃっていて、「山県館の露天風呂が好きで何回か宿泊している」と仰っていました。清々しく開放的なロケーションと、キリッとした透明度の高い温泉の魅力に私もまた訪れたいという気持ちがわかりました。
湯浴み着はなく、タオルも着用して入らないよう決められているので透明で美しい源泉かけ流しのお湯が守られているのかもしれませんね。
山県館はしっかりとサービスが行き届いた旅館で、スタッフのおもてなしを感じられ安心して宿泊ができました。
混浴の露天風呂以外にも男女別の大浴場や露天風呂、貸切風呂も楽しめてどのお風呂も清潔で気持ちが良いです。
アクセスも良く、気軽にまた行きたいと思える混浴温泉です。