「刑務所産」あえてアピール、いまやブランドに 大人気「マル獄シリーズ」誕生秘話
いま話題のグッズをご紹介しよう。
表地は中厚紺帆布や和柄の生地を使用したシンプルなデザインの小袋。内側は厚みのあるキルティング加工生地で、しっかりとした丈夫な作りになっている。上部にフック、裏面にはベルト通しが付いているので、使い勝手も良さそうだ。

中央のラベルには、丸で囲った「獄」の字が大きくデザインされている。「はこだて」「PRISON」といった文字も読み取れる。はっきり言って、かっこいい。そう、これは函館少年刑務所の受刑者が刑務作業で作った製品で、大評判のヒット作「マル獄シリーズ」の一つだ。
しかし、刑務所で作られたことを前面に打ち出したこのシリーズ。いったい、どういう経緯で生まれたのだろうか? Jタウンネット編集部が、考案者の話を聞いた。