「1新潟」でどこまで行ける? 新潟の「長さ」が一目で分かる画像がおもしろい
「1新潟」is BIG
こちらはツイッターユーザーのまつもと(@matsuwitter)さんの投稿だ。山形県との境にある村上市と富山県境にある糸魚川市を直線で結び「1新潟」とするものだ。
この1新潟の線を別の地域に向けて見るとその長さが分かる。画像では新潟市から東京都心、村上市から青森県、糸魚川市から琵琶湖――県の端から端まで移動するだけのはずなのにとんでもない旅行になっている。
リプライ(返信)欄には、
関西方面から、車で日本海側を走っていると...
— 敷金 (@shikikin_J) 2019年3月8日
他県の人「やっと新潟入ったねぇ♪」
自分「さあ、ここからが本番だ...」
はい下越地方出身です
でかいしとにかく長いですよね
— ほった (@tRlbjBjhWaCAZ0u) 2019年3月9日
といった反応が寄せられた。
非常に斬新な「1新潟」という長さの測り方。実際にGoogleマップを使ってより詳しく調べてみた。
まずは村上市と山形県の県境と糸魚川市と富山県の県境を結ぶ。直線距離にして242.8キロメートル――長い長すぎる。さらに海を使ってショートカットまでしているため、陸地だけで最短距離を引っ張り出そうとすれば、もっと距離がかかる。
それでは先ほど出た1新潟=242.8キロを元手に様々な場所への距離を確かめる。
まずは新潟駅から東京方面に向かう。線をグッと引っ張って到着したのは東武東上線の成増駅まで到達。新潟駅から1新潟で板橋区最西端の駅まで到達した。
続いては糸魚川市の県境から関西方面に進む。まつもとさんの投稿では琵琶湖に到達していたが、詳しい場所はどうなっているのか。
到達したのは滋賀県近江八幡市の沖島。琵琶湖に浮かぶ小さな島まで来てしまった。今回は更に進んで「2新潟」にもチャレンジしてみたい。
1新潟を刻んだ沖島のケンケン山付近から一気に四国に進む。
大阪湾を軽々超えてたどり着いたのは徳島県の小谷山の付近。もう少し進んでいれば高知県に到達していた。しかし、琵琶湖から1直線で徳島県まで伸びる線は新潟県の長さを実感させてくれる。
続いては北に向かってみよう。村上市の県境から青森に進めていくと弘前市の中心部に到達した。
今回も2新潟に挑戦したい。弘前市の中心から北海道に突入。苫小牧駅の少し手前にある王子製紙の苫小牧工場の敷地内に到達した。
広大な北海道。さらに欲張って3新潟にトライする。
そしてたどり着いたのが宗谷本線の音威子府駅の数キロ先。新潟の端と端を3回行き来するとここまで来てしまうのだ。
東京駅から1新潟で愛知県豊橋市の豊橋鉄道・植田駅に到着。こうしてみると新潟を横断する新幹線があっても不思議ではないように思う。
ちなみに東京駅から大阪駅までは1.66新潟(403キロ)のため村上市と糸魚川市を往復するだけでその距離を超えてしまう。
恐ろしく長い新潟。地図上の様々な場所に1新潟を当てはめてみるのも面白いかもしれない。