島根県津和野町は、なぜ「山口県」と勘違いされるのか 地元役場に聞いてみると...
生活も山口
また、こうした観光でのつながりは歴史的なものだけに留まらない。
「SLやまぐち号の終点も津和野駅です」
新山口駅から走るSLやまぐち号も名前に反して終点が津和野駅。ややこしい。
18年11月に実際に津和野へ観光に行ったJ-CASTニュースのK記者も間違われる理由にSLやまぐち号を挙げていた。
山口県との関係はこれだけに終わらない。取材を進めている中で観光を以外の関りがないかを聞くと、
「生活圏として山口とつながりがあります」
と回答。隣接する山口市への通勤や買い物など生活でも強いつながりがある。
この話を知ってしまうと島根県の津和野町ではなく「山口県津和野町」に思えてくる。
「切っても切れない」
生活に観光、県を跨いだ関係をこう表わした。
ここまで来ると山口県への編入の噂もあったのではないか。
「噂ですがそういう話が」
冗談交じりで聞いたが、噂でもそういったことが出てきてしまうのだろう。
島根にいながら気分は山口。不思議な気分が味わえる津和野に一度は行ってみたい。