香川人の「うどん3食」は意味が違う? 普通は、「朝・昼・夜」の三食だと思うけど...
香川人の言う「うどん3食」と、他県民の言う「うどん3食」は意味が違った――。いま、こんなツイートが注目を集めている。
どういう意味なのか。
話題の投稿によれば、一般的には朝・昼・晩に3回うどんを食べる意味だと捉える「うどん3食」。しかし、香川県民の場合はこれを「一度の食事でうどん店を3軒ハシゴする」ことだと考える――というのだ。
ネット上では「香川いたときはこれが普通だった」という共感の声も。はたして、この説は本当なのか。Jタウンネットが調べてみた。
うどん店にも様々なタイプがある
Jタウンネット編集部は2019年3月6日、香川県観光協会に問い合わせた。
単刀直入に本当にうどん店を3軒もハシゴする人はいるのか聞いてみたところ、
「県外から来られた方は折角の機会ということで、複数店回る方もいらっしゃると聞いたことがあります」
と担当者。どうやら、観光客がうどん店をハシゴすることはよくある話らしい。しかし、県内の人はどうか聞いてみると、
「お休みの時に行くことはあるかもしれませんが、人によるかもしれないですね...」
とのこと。さすがに県民にとっての「常識」とまでは言えなそうだ。
担当者によると、香川には大別して2つのタイプのうどん店があるという。席に座って店員に注文して食べる「一般店」タイプと先に注文カウンターで器をもらい、自分で麺を温め、トッピングなどを済ませてから精算する「セルフ」タイプだ。
また、麺の卸しが本業の製麺所がお客の希望でうどん食を提供するようになった「製麺所」タイプのお店もあり、観光協会の公式サイトでもそれぞれのタイプのうどん店が説明されている。
「セルフタイプのお店でしたら、うどん1杯の量も小盛にするとそれほど多くないんです」
と担当者。自分で量を調整し、様々なタイプのうどんを楽しむ人は多いそうだ。
「うどんバスというバスツアーでしたら、9時25分から12時35分の平日コースでうどん店を2軒と観光名所をめぐっています」
3軒とまでは行かなかったが、半日でうどん店2軒をめぐるバスツアーもあるという。
さすがのうどん県。香川を訪れた際の参考にされたい。