これが西成流の「インスタ映え」? 汚いけど味がある、絶妙フォトスポットをご紹介
<連載>20代女子、西成に住んでみた
第12回 文・写真 イカ子
みなさま、ごきげんイカが?大阪・西成在住の26歳、イカ子です。現在は自身のウェブメディア、YouTubeなどで女性目線での西成情報を紹介しています。今回は、西成のひと癖ある「インスタ映え」スポットをご紹介します。
ボロボロのメニュー表も「映える」
一般的な「インスタ映え」スポットといえば、おしゃれなカフェ、美味しそうなスイーツなど、キラキラしたものを想像しがち。ですが、私が紹介する西成の「映える」スポットは、一味もふた味も違います。
実は、前から私はインスタグラムをやっていて、西成で見つけた、汚くて古い個性的な「インスタ映えない写真」をテーマに投稿しています。例えば、西成の商店街にある喫茶店で見つけたボロボロのメニュー表が「西成的な写真映え」のツボだったりします。
このボロボロさの裏に隠されたその店の歴史を想像すると、お茶もすすみます。

街中に突然、「巨大イカ」が!?
私は名前の一部をもじって「イカ子」として西成で様々な活動させてもらっていますが、あいりん地区を歩いていて思わずビビッと来てしまった写真がこちら。

「イカ焼き伝説」と書かれたお店の巨大看板です。この写真の場所の裏ではおっちゃんが道端で酒を飲んでいる「西成感」満載な光景が広がるのですが、それを見守り続ける「巨大イカ」。この看板を見つけた時、思わず私はツーショット写真を撮ってしまいました。

これまで、西成でいくつかの「写真映える」スポットを探して来ましたが、「西成らしさ」と「写真映え」の両方の観点で考えると、結局夜のスーパー玉出の看板に勝るものはないと言う結論にたどり着きました。
西成の人の心を照らすこの看板の輝きは、いつまでも消えないで欲しいです。
