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「お隣のおじいさん、度を超えた『親切心』が気持ち悪い。感謝しなきゃって、ずっと我慢してきたけど...」(神奈川県・40代女性)

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2019.01.26 17:00
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ご近所の親切なおじいさん。しかし、それも度が過ぎれば「恐怖」へと変ってしまう......。神奈川県の40代女性は、引っ越した先でご近所さんの距離感に10年以上もモヤモヤしていた。この距離感のむずかしさ、みなさんはどう考えるだろうか。

ご近所さんとの距離感は難しい(画像はイメージ)
ご近所さんとの距離感は難しい(画像はイメージ)

車のドアをガチャガチャ

子どもの進学と共に一戸建ての家を購入しました。購入前に何度も下見をした際には、近所のおじいさんがゴミ捨て場のことや近隣の様子などを親切に教えてくださったので、安心して購入を決めました。

しかし、購入してすぐに、その親切なおじいさんの敷地侵入が始まりました。

友だちが家に遊びに来ると、庭の木陰から誰が来ているのかジーっと見ています。また子どもたちが家の鍵がなくて入れずに家の前で待っていると、「家に入れないのか、車で待てないかな」と、我が家の車のドアをガチャガチャと開けようとすることもありました。

また、我が家の駐車場にツバメが巣を作りに来ると家族の不在時に、脚立を持ってきて、駐車場内に立てかけツバメの様子を毎日観察していたようです(本人から「ツバメが心配だから毎日脚立を持って行って観察してるよ」と言われました)。

古き良き、昔の日本では、近所の人が子どもを見守り、皆で育てようという良い風習もありました。

おじいさんの距離感が近いこと、無断で我が家の敷地に侵入していること、まるで監視されているかのような視線を感じることが気になりましたが、主人も私も「親切心からのことだから大目に見よう」「気にかけてもらえて感謝をしよう」と思っていました。

しかし、子どもたちが中学生あたりになると「怖い」「気持ち悪い」と言うことが増えてきました。何も言えずに10年過ぎた頃、例年通りツバメが巣を作り、我が家は巣を守るべくカラス対策で駐車場にネットを張ることにしました。

何も言わずその場を立ち去った

ある日、私がリビングで窓を開けて、ゴロ寝をしていた午前7時におじいさんがネットをくぐってツバメの巣の観察に入ってくる場面を見てしまいました。

初めて見たので、ビックリして、声も出ず。どうしたら、おじいさんにやめてもらえるのか? 考えあぐねていましたが、その日、仕事に向かおうと駐車場に向かうと、張っていたツバメ用ネットが地面に落ちていました。

おじいさんがくぐったときから1時間も経っていなかったので、あのときに落ちたのかもしれません。

張り直しは一人ではできないし、出勤の時間もあるし、どうしよう?!と焦っていたら、いつものようにおじいさんがやってきて「朝から落ちてたよ」と言って、ネットを持とうとしました。

いやいやいや、さっきネットくぐって入って来たでしょ! あたし見てたし! 朝はネット張ってあったでしょ! と思いつつ、それは言ってはいけない気がして、私は「やめてください。自分のペースでやります」と言いました。

腹が立っていたんでしょう。思ったより強い口調で出た言葉でした。おじいさんは何も言わず、その場を立ち去り、それからは我が家への侵入はなくなりました。

もっと早く「やめて欲しい」と言えば良かった、と今なら思うのですが、ご近所さんとは仲良くしたいし、おじいさんの世代では家に侵入した意識はなく、ただ親切にしてくれただけなのかも、と思うと言えませんでした。

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