「昭和発、平成行き」ロマンあふれる鉄道旅行 「15年越しの夢」、平成の終わりに叶えた男性
昭和から平成へ、1日のうちに大移動――。平成も終わりに差し掛かる今日この頃、こんな挑戦を成し遂げた人物が現れ、話題になっている。
その人物とは、ツイッターユーザーのCR埼京線(@shining_ray48)さん。
念のためだが、「昭和」とは神奈川県川崎市の昭和駅のことで、平成とは熊本県熊本市の平成駅のこと。距離にしてゆうに1000キロを超える大移動だ。CR埼京線さんはこの距離を12時間以上かけて、電車で移動したという。
一体なぜこんな大移動をしようと思ったのか。Jタウンネット編集部は投稿者を直撃した。
「平成最後の冬に...」
平成最後の冬に、今までやってみたかった乗り方をやっとできた。
— CR埼京線 (@shining_ray48) 2019年1月12日
平成が終わる前でよかった。 pic.twitter.com/vzZP4pVu2Y
話題となったのは2019年1月12日に投稿された上のツイート。「なんだか感動しちゃいました」「なんか、時を超えたような感覚」と称賛の声が相次いだ。
「元号にちなんだ駅ということで、高校生の時からずっとやってみたいと思っていて、15年越しに実現しました」
Jタウンネット編集部が16日、実際に大移動を果たしたCR埼京線さんに話を聞くと、そう答えた。実は画像のような乗車券を入手するのはなかなか困難なようで、「発券するのにコツがいるんです」とのこと。
JR東日本の旅客営業規則の関係で、通常の発券では昭和駅は「横浜市内」と表示されてしまうのだという。これを避けるために、
「昭和駅から南武線経由で、品川から新幹線で平成駅まで」
とすることで券名表示されるのだそうだ。
電車旅に関して熱い思いを語ってくれるCR埼京線さん。今回の旅の感想を聞くと、
「西日本側の電車に乗れたことが嬉しかったですし、熊本も行ったことがなかったので見るもの全てが新鮮でしたね」
と、初めての熊本訪問に感動したそうだ。今後はどんな乗り方を試してみたいのかを聞くと、
「高知の半家駅(ハゲ)から東京の福生駅(フッサ)、そして千葉の布佐駅(フサ)で『ハゲフッサフサ』というのもやってみたいですね笑。いま一番やってみたいのは、大正駅(大阪)から昭和駅です。また、新しい元号の駅名ができたら挑戦してみたいです」
と、次なる旅立ちの計画に余念がないようだ。