「群馬といえば何?」聞いてみたら... 約半数が「未開の地」と答える結果に
ネット上で「グンマー」などと呼ばれ、いじられ放題の群馬県。
しかし、群馬は「草津温泉」や「伊香保温泉」などの温泉地としても知られ、キャベツの生産量は全国1位。県マスコットキャラクターの「ぐんまちゃん」は、「ゆるキャラグランプリ2014」で見事グランプリに輝く存在感を示している。また、意外と知られていないが、戦後4人の総理大臣を輩出している全国屈指の県なのだ。
さて、そんな群馬県に対して本当のところ他の都道府県民はどんなイメージを抱いているのだろうか。Jタウンネットでは2018年7月31日から12月7日まで、「群馬県と言えば何?」という質問で読者アンケートを行った(総得票数:1436票)。
いじられ放題の群馬。はたして結果で挽回できるのか――。
圧倒的に「未開の地」
今回のアンケートでは、「草津温泉」「伊香保温泉」「尾瀬」「群馬サファリパーク」「スキー」「ヤマダ電機」「ぐんまちゃん」「頭文字D」「だるま」「上毛かるた」「総理大臣」「焼きまんじゅう」「キャベツ」「ねぎ」「こんにゃく」「未開の地」「その他」といった17つの選択肢 を用意。
上のグラフを見れば一目瞭然だが、「未開の地」と回答した人が44.4%(637票)。残念ながら、半数近くを占める結果となった。やはりここでもいじられてしまう、恐るべしグンマー。ネットのイメージがいかに強いかを実感するような結果だ。
2番手に付けたのは「草津温泉」で14.3%(206票)。群馬だけでなく、日本を代表する「三名泉」の一角として、意地を見せつけた格好だ。
次いで「ぐんまちゃん」(6.6%)、「その他」(5.6%)、「こんにゃく」(5.5%)、「上毛かるた」(4.1%)、「焼きまんじゅう」(4%)、「キャベツ」(3.2%)、「伊香保温泉」(2.2%)、「ねぎ」(2.1%)、「だるま」(1.5%)、「尾瀬」(1.3%)、「総理大臣」(0.7%)、「ヤマダ電機」(0.6%)、「スキー」(0.4%)、「群馬サファリパーク」(0.1%)と続いた。
群馬の名産と思われものが、意外にもあまり知られていないということなのかもしれない。というか、「未開の地」多すぎ...。
全国的には「未開の地」が圧倒的多数を占めたが、地元・群馬では票が分散。さすがに自虐的な投票は少なく、「キャベツ」と回答した人が45.7%でもっとも多かった。
次いで「ぐんまちゃん」(17.1%)、「頭文字D」(11.4%)、「草津温泉」(8.6%)。「未開の地」は5.7%にとどまった。「伊香保温泉」「上毛かるた」「焼きまんじゅう」「ねぎ」(それぞれ2.9%)と続いた。他の都道府県とは一線を画す回答は、地元民のプライドを反映していそうだ。
「未開の地」と思われているということは、考えようによってはまだまだ開拓できるということだ。ぜひ多くの人に群馬を訪れ、群馬の魅力を発見してもらいたい。