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「刀剣乱舞ブーム、すごいです!」 髭切・膝丸の「聖地」、参拝客が爆増中

松葉 純一

松葉 純一

2018.12.15 11:00
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「人気があるとは知っていたけど」

相槌神社社伝・相槌神社側面略図(Nakahara Takahiroさん撮影、Wikimedia Commonsより)
相槌神社社伝・相槌神社側面略図(Nakahara Takahiroさん撮影、Wikimedia Commonsより)

地元の人々には昔からよく知られていても、全国的にはほとんど知られていなかった相槌神社が、最近、なぜか参拝客を増やしているのには、理由があった。日本刀を擬人化した育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞」だ。「刀剣乱舞」に登場する名刀「髭切(ひげきり)」「膝丸(ひざまる)」が作られたのが、ここ相槌神社と伝えられているのだ。

「髭切」の名前の由来は、「試し斬りで罪人の首を斬ったら、髭までスパッと切れたから」とされ、源頼朝が所持していたと伝えられている。一方、「膝丸」の方は、「試し斬りで罪人を斬ったら、両膝を一刀で断った事から名付けられた」とされ、源義経が譲り受けていたとも伝えられている。共に、源氏とは縁の深い名刀だ。「刀剣乱舞」の中でもイケメンの兄弟として登場している。

相槌神社が刀剣女子の聖地として知られるようになったのは、2018年秋頃。老朽化した本殿や社務所を修復のため、ホームページや看板でPRしていることを知ったファンがツイッターで協力を呼びかけたのがきっかけだ。

ツイッターには、刀剣女子たちからこんな報告が届いている。

それぞれ写真と共に、「相槌神社さんで、髭切の御朱印とお守りを頂いてきました」「袋守りを頂く際、一人一人に神職の方が鈴払いをして下さるんですよ」などといったコメントが添えられている。毎月1日と15日に、月次祭が行われ、お札、お守り、御朱印などが授けられるようだ。

18年12月13日、京都新聞夕刊一面トップ記事として、相槌神社と刀剣女子が取り上げられた。感激は大きかったようだ。

「刀剣ブーム、すごいですね!」「これを機会に名前広まると良いな」といった感想も寄せられていた。

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