「シカをはねちゃった!」「いたいよ~」 なぜ顔出しに?ユル~い啓発パネル話題
イラストを描いたのは...
取材に応じてくれたのは、代表の高谷淳さん。高谷さんによれば、この看板を設置したのは18年9月末。京都市左京区の宝が池公園に、話題のパネルをふくめて5つの顔出し看板を設置したという。
「わたしはシカにえさをあげません」と題したキャンペーンの一環で、どこか味のあるイラストは高谷さん本人が描いた。看板の狙いについて聞くと、
「むやみにエサをあげると、シカが街中に降りてきてしまい、車などとの接触事故の原因となります。それを防ぎたい思いで、この看板を作りました」
という。なぜ運転席の部分に顔出し用の穴をあけたのかについては、
「さすがに、轢かれたシカを顔出しにするわけにもいかず、運転手の顔の部分に穴をあけたんです」
と笑いながら説明していた。
看板がツイッターなどネット上で話題になっていることを伝えると、高谷さんは「えっ、本当ですか。まったく知りませんでした、びっくりです」と、どこかまんざらでもない様子だった。
話題の発端はともかくとして、キャンペーンの趣旨が広く伝われば、やはり設置主としても嬉しいハズだろう。そのほかにも今回のキャンペーンでは、ステッカーや缶バッヂ、チラシの配布などを通じて、シカへの餌やりをめぐる問題を啓発していくそうだ。