ついに、東京から「サンクス」が消える 都内「唯一」の吉原店、11月20日で閉店
「東京都内から、ついにサンクスが消える」――。こんな衝撃的な情報が、2018年11月初旬頃からインターネット上で注目を集めている。
かつては都内に数多く存在した「サンクス」ブランド。2018年11月8日昼現在、サークルKサンクス公式サイトの店舗検索で、都内で唯一表示される店舗が吉原店だ。なんと、この店舗が11月20日で閉店するとの情報が、ツイッター上に出回っているのだ。
相次いで寄せられる「閉店」情報
閉店するとの情報が出回り始めたのは11月6日が発端のようだ。店舗を訪れたユーザーが入り口付近に貼りだされた閉店の知らせを投稿。それを見たユーザーらが東京最後のサンクス閉店との情報を拡散した。
もはや貴重な存在でしかないサンクスなのだがここはファミマに魂を売らず(既に商品はファミマだけど)11月20日で閉店するとのこと。最寄りのコンビニなので困る。 https://t.co/B7p6Nu9RsL pic.twitter.com/d9gJWKS84U
— たま (@tama_tame) 2018年11月6日
【さよなら】東京都内で最後に残ったサークルKサンクス、台東区の『サンクス吉原店』が、11月20日をもって閉店。これで東京都からサークルKサンクスは完全消滅。https://t.co/UcSqFHyl7Q
— ほいじんが (@garaguda) 2018年11月7日
11月20日 サークルKサンクス都内最後の店舗 サンクス吉原店が閉店する模様#サークルKサンクス#サークルK#サンクス#閉店
— 折口@iPad Pro 11入手! (@origuchi_zura) 2018年11月6日
一昨日都内ラストのサンクス探訪してたら昨日になって再来週閉店の告知出されたらしくて真顔になってる
— リゼルリィP@こんどこそしうかつやります (@Rizelry_May) 2018年11月6日
この情報の真偽を確かめるためにJタウンネット編集部は2018年11月8日、運営会社のユニーファミリーマートホールディングスの広報に対し、閉店について取材したが、
「個別の店舗の閉店情報は開示できない」
と話すにとどめた。
そこで、サンクス吉原店に取材したところ、電話に応じた担当者は閉店の情報は事実と認め、こう答えた。
「20日で閉店です」
店舗側がこう認めたことも含め、改めてユニーファミリーマートホールディングスの広報に事実確認のため取材を行ったが、やはり「個別の店舗の閉店情報は開示できない」との返答であった。
16年にファミリーマートがサークルKサンクスを展開するユニーグループ・ホールディングスと経営統合。それに伴いコンビニブランドは「ファミリーマート」に一本化された。同年の秋ごろからブランド転換が行われ、ウェブメディア「ハーバービジネスオンライン」の18年9月6日付記事によると、国内に約6300店もあったサークルKサンクスの店舗は、今年6月には1000店、9月には300店を割り込むまで減少していたという。