大分で誕生「豊後料理」って何だ 郷土の味を「今風」にアレンジ
2018.10.26 12:00
食文化生かして和洋中問わず新たな創作料理へ
Jタウンネット編集部は2018年10月25日、「豊後料理」プロジェクトを担当している市農政課農産品流通担当班の佐藤忍さんに話を聞いた。
佐藤さんによれば、大分市で18年11月25日まで開催される国民文化祭や19年の「ラグビーワールドカップ」に向けて、地元へ来る多くの人へ新たな料理でおもてなしをしようという趣旨の町おこしプロジェクトが企画されたのだという。
大分ではかねてより郷土料理として団子とごぼうなどの野菜を煮込んだ「団子汁」や旬の魚の切り身をタレに漬け込み、薬味を添えて食べる「りゅうきゅう」などの料理が広く一般家庭でも親しまれてきた。
今回のプロジェクトでは、そうした地元の食文化を生かしながら、大分産の魚介をのせたパエリアや中華風の味付けとなった団子汁風水餃子などユニークなメニューが新たに考案されたそうだ。
プロジェクトには現在28店舗が参加。10月1日から11月30日までの期間で、それぞれの豊後料理を提供している。期間は11月末で一旦終了となるが、19年のラグビーW杯にあわせ再開される予定だ。また、今回の期間終了後も継続的に豊後料理を提供したいという参加店舗も多いそうだ。
「豊後料理を知ってもらって、より多くの人に食べてもらえたら」(佐藤さん)