福岡で「道路がくさい!」クレームが増加している理由
[めんたいワイド- 福岡放送] 2018年10月11日放送の「特報! めんタイムズ」では、福岡市内にあるイチョウ並木について取り上げました。
秋になり、福岡市博多区那珂にあるイチョウ並木が色づく季節になりました。
しかし、この時期、住人を悩ませている出来事があります。それが、イチョウの木から落ちる銀杏です。
木から落ちた銀杏を自転車や歩行者が踏みつぶし、アスファルトの隙間にまで潰れた実がびっしりと入り込んでいます。
今年は豊作?
毎年のことですが、今年は特に銀杏のニオイに関する苦情が多く寄せられているのだとか。なぜ、クレームが増えているのでしょうか。
福岡市内にイチョウの木は6800本ほどあります。毎年、銀杏のニオイなどに関する苦情はあるのですが、2016年度は15件、2017年度は26件、2018年度は現在の段階で30件と増加傾向にあります。
福岡市の担当者の話によると、今年は銀杏の当たり年(豊作)なのかもしれないとのことでした。今年は9~10月に台風の影響でたくさん実が落ちました。福岡市でも週に2回清掃をしていますが、電話で個別に清掃依頼は受けられないそうです。
そもそも銀杏はなぜクサイのか。植物は、動物から自分を守るために悪臭を出すのだそうです。
私が子どもの頃も近くにイチョウの木がありましたが、ふざけて「クサーイ!」と言いながら笑って歩いていました。しかし、これが今では苦情やクレームに発展するんだそうです。ある一定時期だけなので、少しは我慢をすることも大事なのかなと思いました。(ライター:ぴよこ)