「毒饅頭」を食べてみたら、毒...じゃなくてドクダミの香りがした
肝心の味は...一口目よりも二口目がいい

いよいよ実食。毒といってもドクダミだとは分かっていても、ついクンクン......香りをチェックしてしまう。ほのかにお茶のような草っぽい香りがした。
一口目は、やさしい甘さが広がった。最初は普通のおまんじゅうと変らないかと思ったが、後味にかすかにドクダミを感じる。そして、二口目はよりドクダミの香りがしておいしい。ちなみに、ドクダミはパウダー化したものを生地に練り込んであるそうだ。

記者はもともと、薬草っぽい香りは好きなほうなので、ドクダミの香りがもっとあってもいいくらい。試しに編集部のほかの人にも食べてもらったが、おいしいと好評だった。なんとなく体にいい感じがするという人もいた。
この「熱海温泉 毒饅頭」は4個入りで1500円(税込み)。手軽な温泉まんじゅう気分で買おうとすると、かなり高いと思ってしまったが、あらゆることにこだわりまくった結果で、これでも原価率7割を超す商品になったそうだ。儲けよりも熱海での思い出の品として、また熱海に来てほしいという思いが詰まっているという。
販売は、熱海の店舗のみで、しかも週2日営業。これまで「熱海の町を散策してほしい」という思いから店舗の場所ははっきりとは明かされていなかったが、場所が分からないと問い合わせが多く、現在、駅からの地図を製作中。お店にはのぼりや看板が掲げてあるそうなので、熱海へ行く機会がある方はチェックしてみては。