「かんぽの宿」トップクラスの料理人が東京に集結! 7時間にわたる戦いをレポート
2018.08.31 12:00
提供元:かんぽの宿
郷土の魅力を1つのお盆に
続いて第2グループ。かんぽの宿焼津(静岡県焼津市)の「冬の山海の『焼き八寸』~海の幸の宴~」は、ふぐやウニ、キンメダイ、マグロ、鮟肝、カニ、サーモンと、魚どころ焼津のイメージを盛り込んだ。料理人の森充昭さんは、全9品とあって、じっくり時間をかけつつも、くるりと「てまり寿司」を包むなど丁寧な仕事ぶりを見せる。
ワケ(イソギンチャク)の揚げ物や、ミロッゲ(赤貝)の煮こごりといった珍味で勝負したのは、かんぽの宿柳川(福岡県柳川市)の池田誠明さん。「有明海の幸をやながわ名物『どんこ舟』に乗せて」は、自身がお酒好きとあって、お酒のあてにぴったりの一皿となっていた。
かんぽの宿諏訪(長野県諏訪市)の内藤英夫さんは、野沢菜の炒め煮や、蕎麦寄せといった信州名物とともに、チーズと白菜、ベーコンに燻製の香りをあわせた鍋を用意。「諏訪で愉気味(ゆきみ)」と名付けた八寸に仕立てた。
パフォーマンスが際立ったのは、かんぽの宿奈良(奈良県奈良市)の竹中悦史さんによる「朝霧の平城京」だ。お盆を平城宮跡に見たて、宮廷の人々をカキやカニ、フグといった冬の食材で表現。仕上げには、ドライアイスの冷気を振りかけ、見た目にもゴージャスさを感じられた。