ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

小松市民は「スイカの皮」を干す! その理由は...

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2018.08.18 06:00
0

[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2018年8月7日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、小松市民の驚きの行動を紹介していました。

小松市民はスイカの皮を干してから捨てているのです。しかしその行動には市民のモラルの高さが関係していました。

スイカの皮、どうする?(yosshiさん撮影、Flickrより)
スイカ

50年前のお願いを守り続けている

小松市のとある会社を訪ねてみると、おやつに食べたスイカをみなコンクリートの上に干していました。社員の方に話を聞くと、自宅でもブロック塀の上などに干しているのだそうです。

理由を尋ねると「お母さんが干していたから」「おばあちゃんがやっていた」と、親から子へ、そして孫へと受け継がれている習慣でした。

小松市民にとっては日常的なこと。直置きする場所も、アリが来にくい場所、水分が落ちる側溝など、各家ごとにポイントがあるようです。

実際にコンクリートに直置きしておくと、1~2日で干からびて水分が抜け、重さも半分以下になります。

小松市のゴミの焼却や分別などを見学できる「エコロジーパークこまつ」では、ゴミを燃やした熱で出た蒸気を利用し、自家発電を行っています。発電した電気は、売却もしてます。

しかし、昭和40年代にゴミの水分が多いという理由で、不完全燃焼するなどのトラブルが多かったのです。トラブルが多いとゴミを処分できない上に電気を売ることもできません。ですので、当時の市担当者がスイカの皮は干すなどして、水分を飛ばすようにお願いしました。この50年前のお願いが今も市民が自発的に守り続けているのです。

小松市民のモラルの高さ、すごいですね。(ライター:りえ160)

PAGETOP