兵庫・朝来市の超スーパー地下アイドル「ギンザンボーイズ」 ついに2ndシングル&MVを発表!
「ドロドロに溶けるような 恋がしたい」「掘りたくて、掘りたくて~」
兵庫県朝来(あさご)市生野町の観光名所である史跡・生野銀山は、古くから銀などの採掘が行われた場所だ。明治時代には国の直轄となり、海外から最先端の採掘技術を取り入れて発展してきた。現在でも、地下880メートルに採掘跡などが残っており、観光坑道として活用されている。
鉱山労働者姿のマネキン人形をアイドルに見立てた「GINZAN BOYZ」も、観光客誘致のために考案された。
何はともあれ、発表された新曲をとりあえず見てみよう。MV(ミュージックビデオ)がYouTubeで公開されている。
『SILVER☆LOVE ~銀愛男子恋歌~』GINZAN BOYZ 2ndシングルMV
MVは約3分。出演するのは、今年6月に行われた人気投票「選抜総選挙」で上位7体に選ばれた「鑿(のみ)セブン」だ。紅一点「しずかちゃん」を巡り、男性マネキンたちが恋のバトルを繰り広げる内容だ。
朝来市にある生野高校などで、ロケが行なわれた。「掘りたくて、掘りたくて~」と歌う、イケメングループ「GINZAN BOYZ」の軽快な楽曲をバックに、校内の教室や校門前などを舞台に、男女のマネキンが淡い恋心を表現するノスタルジックなシーンを繰り広げる。
総選挙で選ばれ、MVに出演する「GINZAN BOYZ鑿セブン」のメンバーは、次の7人だ。特設サイトにも掲載されている喜びのコメントと共に、ご紹介しよう。
1位に輝き、新曲のセンターを務めるのは、飛鳥くん。生まれながらのエリート掘大工だ。歌の才能は未知数だが、きっとうまいはず、とのこと。1位になった喜びを、こうコメントしている。
ありがとう、ありがとう!僕に決めてくれてありがとう。
生野銀山の将来は、やっぱり僕にかかってるんだよね。
それに気づかせてくれたキミに、マジ感謝。
これからも応援よろしくね!
2位になったのは、源太。通り名は、「狸掘り(たぬきぼり)の源太」。横穴界のスペシャリストと呼ばれ、鉱脈のニオイを感じたらどこまでも横に掘り進む。
ファンのみんなや、生野銀山で生まれた小鳥たちも、たくさん投票してくれたたぬ?。 ありがとうたぬ?? 新曲も楽しみにしてほしいたぬよ!
3位は鉱二。二卵性双生児の兄(No.17 鉱一)がいる。「NHKのど自慢」予選会に出場したこともある。LUNA SEAの「I for you」がお得意らしい。
中間発表の時はヒヤヒヤしたけれど、やっぱり私、生野銀山のフォトエンジェルだもの。
これからも、銀山を訪れるファンのみんなと、写真撮りまくっちゃうからね? 覚悟なさーい!
4位はK(ケイ)。この世の闇を一人で背負い、今日も坑道に消えていく。さまざまな苦労を重ねてきたが、今回の選挙で報われたとのこと。
火薬、鉱石、家のローンに養育費、そして上司からのプレッシャー。
自分の苦労も、人の苦しみも、背負い続けて40云年。頑張ったかいがありました。本当にありがとう。
5位の左門は、幕府の役人。典型的なエリート公務員で仕事には厳しいが、都都逸や長唄の教養あり、とのこと。
かたじけない、あ、かたじけない!
たくさんの愛をいただいて、拙者、男盛り中間管理職の面目躍如でござる。
次回の新曲も、拙者がしっかりディレクションしていくので、あんたらしっかり、働きなさいよ!
6位はじろぶみ。銀山でトロッコを運転している。じろふみをあらわす「262」を車体に勝手に刻印。歌より鉄道アナウンスのモノマネが好き。
特急じろふみエキスプレス、間もなく発車だよ!
みんな急いで! 乗り遅れちゃうZE☆
7位のしずかちゃんは「GINZAN BOYZ」のマドンナ的存在。とにかく無口。
・・・。
彼らの活動が観光客を呼び込むことにつながるか、注目を集めている。