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「どう見てもジャガイモ」なセイウチについて 大分の水族館「うみたまご」に聞いてみた

松葉 純一

松葉 純一

2018.08.08 06:00
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ジャガイモのモノマネをするセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)
ジャガイモのモノマネをするセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)

上の写真をご覧いただきたい。巨大なジャガイモが二つ、ごろっと転がっている、ように見えるが、もちろんジャガイモではない。実は、なんとセイウチだ。

セイウチといえば、北極海に棲息する、体長2メートル、体重1000キロを超す海獣だ。そのセイウチが、ジャガイモのモノマネをすると話題になっている。

「初めてセイウチにかわいいという感情を抱いた」

2018年8月1日、ツイッターにはこんな動画付きのツイートが投稿された。

まるでコントのような軽快なテンポで、モノマネ芸を披露するセイウチが登場する。このツイートには、なんと23万を超える「いいね」が付けられている。

このツイートには、こんな声が寄せられている。

「ジャガイモのモノマネをするセイウチさん、尊い」「初めてセイウチにかわいいという感情を抱いた」などといった感想だ。

話題になっていたのは大分県大分市の水族館「うみたまご」のセイウチさんということで、Jタウンネット編集部は電話で話を聞いてみた。

腹筋芸で大爆笑を誘うセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)
腹筋芸で大爆笑を誘うセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)

電話で答えてくれたのは、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」の広報担当者だ。「セイウチショー」はいつ頃から行ってますか? と聞くと、「2004年のうみたまごオープンから毎日行なっています」と答えてくれた。

「じゃがいも芸」はどんなきっかけで生まれたのだろう?

「3~4年前、トレーナーがショーのネタを考えているとき、ものまね芸の一つとして考案しました。もともと、『3段腹が恥ずかしくて頭を抱えて丸くなる芸』があり、それを背中側でやると『じゃがいも』に見えることをスタッフが発見したのがきっかけです」
パフォーマンスで人気のセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)
パフォーマンスで人気のセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)

ところで、セイウチはもの覚えがいいのだろうか?

「賢い動物なので、物覚えは良いです。技を出すときの合図(サイン)として、言葉も聞き分けることができます」

うみたまごには3頭のセイウチがいるが、ショーに出演しているセイウチは1~2頭が交代で出ている。「じゃがいも芸」の他に、腹筋、投げキッスなど、持ちネタはたくさんあるという。

SNS拡散で観客のウケも良くなった(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)
SNS拡散で観客のウケも良くなった(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)

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