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神社に祀られている「神さまの性別」を見分ける方法

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.06.19 11:00
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注目すべきは「千木」のカタチと「鰹木」の数だが...

聞いた話を裏付けるべく、ネット上の情報を探してみた。神社本庁公式サイトの「社殿について」を見ると、神社の建物(社殿)のつくりには、大きく高床式の穀物蔵から発達した「神明造」と、古代の住居から発達した「大社造」の2つがある。前者は三重県の伊勢神宮が代表的な例で、後者は島根県の出雲大社が代表的だ。

このいずれの造りであっても、屋根を見ると木が何本か上についている。下の画像は伊勢神宮の内宮(ないくう)の画像だが、赤い部分「千木」(ちぎ)と青い部分の「鰹木」(かつおぎ)が、神社に祀られている神様の性別を見分けるポイントだ。なお、「鰹木」の名はかつお節に形が似ていることから命名されたのだという。

赤い部分が「千木」、青い部分が「鰹木」(wikimedia commonsより・N yotarouさん撮影、囲みは編集部)
赤い部分が「千木」、青い部分が「鰹木」(wikimedia commonsより・N yotarouさん撮影、囲みは編集部)

出雲大社紫野教会の公式サイトには、「千木と鰹木について」のページがあった。それを見ると、青の部分の「鰹木」について、これは本数が奇数のものと偶数のものとがあると書かれている。奇数が「陽数」であり男神、偶数が「陰数」であり女神を指す。

また、「千木」の形には、上の写真のように水平に切ったもの(内削・うちそぎ)と、垂直に切ったもの(外削・そとそぎ)とがある。内削のものは女神、外削のものは男神を指している、とされる。

豊受大神宮 (伊勢神宮 外宮) 別宮 多賀宮
豊受大神宮 (伊勢神宮 外宮) 別宮 多賀宮

ただ、ちょっとした教養として、知っておいても損はないかも......?

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