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引退から3か月、高崎の115系「かぼちゃ電車」は今

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.06.16 17:00
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みどり色とオレンジ色の2色で塗り分けられ、「かぼちゃ電車」「みかん電車」と54年間の長きに渡り親しまれてきた湘南色の電車があった。

画像提供=JR東日本高崎支社
画像提供=JR東日本高崎支社

JR東日本高崎支社管内にて1964年から今年(2018年)3月16日まで定期運行していた115系電車だ。老朽化に伴い、定期運行終えた115系であったが、その独特の配色がもたらす存在感は、いまも一部ファンを魅了している。

何を隠そう記者自身もそうだ。群馬県出身の記者は学生時代、この115系に乗って通学していた。運行終了の知らせは一つの青春が終わったようでもあり、なんだか寂しい。上越線、信越本線、吾妻線、両毛線などで運行していた115系は草津温泉を訪れる際に利用した人も多いのではないだろうか。

ちなみにネット上でも、

「子供の頃から見ていた高崎線の独特の色は、これだったので見れなくなるのは寂しいです。どおりで見なくなったと思った」
「かぼちゃ電車いいよね。乗った頃が懐かしい」

と、寂しさや懐かしさを滲ませるツイートが挙げられていた。あれから3か月、いま115系はどうしているのだろうか。

いまは留置されているが...

Jタウンネット編集部が18年6月13日、JR東日本高崎支社に取材を行ったところ、115系は現在、新前橋駅の隣にある「高崎車両センター」(群馬県前橋市)に留置されているとのこと。今後は順次、廃車のため回送で搬出され、7月上旬頃には高崎車両センターからなくなる予定だという。

今年1月15日~3月16日までの期間では車体に「ありがとう115系」のシールを貼り付けた車両も運転されていた。

「ありがとう115系」
「ありがとう115系」

運行終了に伴い、長年親しんできた乗客からは「寂しい」「ありがとう」などの声が挙げられているという。高崎支社にて身近に115系に親しんできた職員からも同様の声が上がっているそうだ。

廃車回送を目当てに115系の姿を写真に撮ろうと追っているツイッターユーザーの姿も多く見られる。

半世紀に渡り多くの人々に親しまれてきた115系。寂しい思いはたしかにあるが、感謝の意を込めて送り出したいものだ。

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