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ここも東京都だって忘れてない? 「伊豆大島の魅力」を住んでる人に聞いてみた

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.04.18 06:00
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「東京都」と聞くと、数多くのビルが立ち並ぶコンクリートジャングルにおびただしい人間がうごめいている......というイメージを持つ人が多いだろう。

新宿や渋谷、池袋などでは確かにそうなのだが、東京都の全てが、十把一絡げにそうだというわけではない。その一例が、小笠原島や大島、新島といった、いわゆる「島嶼部」(とうしょぶ)だ。

自然豊かな大島の生活とは(画像はflickrより。Kentaro Ohnoさん撮影)
自然豊かな大島の生活とは(画像はflickrより。Kentaro Ohnoさん撮影)

「年パス」を買い、毎日温泉に

東京都島嶼部は、伊豆諸島の9島(大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島)と小笠原諸島の2島(父島、母島)の計11島で構成される。大島にはトレッキングを楽しめる三原山があり、新島は南国を思わせる美しい白浜と青い海で知られるなど、「東京都」というイメージからは想像が出来ないほど豊かな自然に囲まれている。

そこでJタウンネット記者は、4月から大島に住んでいる知人(50代男性)に暮らしぶりを聞いてみた。本土側の東京都と比べ「これは全く違います。違い過ぎます」と切り出し、

「大自然に囲まれ、海と山の景観が美しいです。街中以外は街灯がほとんど無いので車で5分も走ったら夜は真っ暗で、晴れた日は満点の星が輝いています。夜8時過ぎには外にはほとんど誰もいないので、深夜みたいな感じです。御神火温泉(ごじんかおんせん)という温泉施設があり、島民は年間パスポートを買って毎日温泉に入っています」

と、その魅力を語る。

生活については、電車がないため移動は車が基本だというが、「渋滞もなく、職場まであまり時間がかかりません。物価もそれほど高くありませんが、ガソリンは高いです」と語る。

「コンビニは無く、大手電気店やホームセンターもありませんし、スーパーなどのお店は7時に閉まってしまいます。9時まで開いているスーパーが1軒だけあります。娯楽施設はほとんどありません。ただ、欲しいものは大抵手に入りますし、今はアマゾンなどのネット通販を利用すれば内地と同じように配達されます」

と続けた。

また、島嶼部の問題点については、

「一つは子供達の将来でしょうか。いずれ島を出て大学なり働きに行くことになるのでしょうが、内地とのギャップに苦しむことになるのでしょう。また、島民の減少も問題のようです」

と語った。

そんな大島へは東京から120km。調布飛行場から25分、熱海からは高速船で45分と、意外にも近い場所にある。ゴールデンウィークの旅行の行き先の1つに、島嶼部を選んでみてはいかがだろう。

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