カキフライ+タルタルソースはテッパン ウスター&中濃ソース連合に大差つける
一方、とんかつソースは...
2018年2月9日から4月3日にかけて行った今回の調査では、全国で985票が集まり、そのうちタルタルソースが380票(38.6%)で1位を獲得。2位のウスターソースが144票(14.6%)、3位の中濃ソースが106票(11.0%)、4位のレモン汁が102票(10.4%)となっている。
2~4位の得票数を足してもタルタルソースの得票数には及ばず、カキフライとタルタルソースの組み合わせはやはり定番だったようだ。ただ、石川県と香川県においてはウスターソースが単独で首位となるなど、タルタルソース以外のものをかけるのが多数派という地域もあった。
レモン汁はカキとソテーにする際など相性が良いことで知られているが、ウスターソースや中濃ソースといった揚げ物にはよく用いられるソース関連も強い。しかし、一つだけ伸び悩んだのが、とんかつソースだ。
そもそもの、ウスターソース・中濃ソース・とんかつソースの違いを見てみよう。カゴメの公式サイトによると、
ウスターソース:野菜や果実の繊維質が少なく、サラリとした口当たりとほどよい辛さが特徴のソース。
中濃ソース:繊維質はやや少なめで、ほどよい口当たりと甘味が特徴の、ウスターと濃厚の中間にあたるソース。
とんかつソース:果実を多く使用しており、繊維質も多く含まれ、トロリとしたソフトな口当たりのソース。別名「濃厚ソース」。
とある。ソースに堂々と「とんかつ」の名を冠していることもあるのだろうが、とんかつソースのような甘い味わいだと「海のミルク」とも呼ばれるカキの味わいがくどくなりすぎてしまうのだろうか。逆にカキフライにとっては、玉ねぎの入っているタルタルソースやウスター・中濃ソースの辛さや、レモン汁の酸味が良いアクセントになっているがゆえに、高い支持があるのかもしれない。
なおJタウン研究所では、追って「アジフライ」「エビフライ」の調味料についても、調査結果を報告予定だ。