松山駅から駅弁がなくなる! 名物「醤油めし」の弁当店が事業停止に
2018.04.05 20:00
コンビニとの競合激化などが原因とされる
帝国データバンクや東京商工リサーチによると、醤油めしを販売する愛媛県松前町内の鈴木弁当店が、2018年4月2日付で事業を停止したことが分かった。負債額は、約7000万円とみられている。
鈴木弁当店は、料亭を前身にして、明治時代の1910年に創業した。1960年に「醤油めし」を発売し、その後は、鯛めしや幕の内弁当なども手がけた。1991年12月期には、コンビニ大手との取り引きで約5億円の売り上げがあったが、取り引きを止めてからは、売り上げが低迷していたという。
松山駅の利用者が減少したことやコンビニとの競合が激しくなったことが原因とみられ、2017年12月期は、売り上げが約8000万円にまで低下していた。
醤油めし弁当店の事業停止が4月5日に新聞などで報じられると、ツイッター上などでは、名物駅弁が食べられなくなることは寂しいと惜しむ声が次々に上がった。