「観音」と書いて「かんおん」と読む 広島市西区の地名の謎
突然だが皆さんは「観音」という字を何と読むだろうか。普通に考えると「かんのん」となるところだが、記者の出身である広島県広島市には「観音」と書いて、「かんおん」と読ませる地区がある。

この地区にある町名「観音町」は「かんおんまち」。特産品で、広島風お好み焼き(あえて識別のためにこう表記しておこう)の上に乗せる葱として欠かせない「観音ねぎ」は「かんおんねぎ」。高校は「観音高校」でもちろん「かんおんこうこう」。ことごとく「かんおん」だ。
「観音」の「のん」が「おん」になるパターンは他地域でもあるようなのだが、今回は記者の土地勘が働く広島の「観音」の謎を調べてみたい。