日比谷にできるのは「シン・ゴジラ像」ではなく「新ゴジラ像」です
東京・日比谷シャンテにあった旧ゴジラ像に代わって、「シン・ゴジラ像」ができると、やや誤解した情報がツイッター上などに出回っている。
しかし、新しく登場するのも、ゴジラ像だというのだ。
映画「シン・ゴジラ」のゴジラがベースだが......
シャンテの高いビルをバックに、今にも動き出しそうなゴジラ像は、日比谷のちょっとしたシンボルだった。「ゴジラvsデストロイア」の映画が公開された1995年に作られ、人々に親しまれていた。
しかし、開業30周年を記念したシャンテのリニューアルに合わせて、2017年9月に一時的に撤去されてしまった。このときは、映画ファンらから残念がる声が起きていた。
そして、18年3月1日になって、シャンテの広場には、旧ゴジラ像に代わる新たなゴジラ像を設置すると、映画会社の東宝が発表した。2016年に大ヒットした映画「シン・ゴジラ」のゴジラをベースにした新たなゴジラ像で、台座を含めて約3メートルの高さになる。これは、旧ゴジラ像よりも大きい。
それに伴って、旧ゴジラ像のあった「合歓(ねむ)の広場」は、「日比谷ゴジラスクエア」と改名される。新ゴジラ像は、3月23日にお披露目される予定だ。除幕式も計画されている。
この発表がニュースになると、ツイッター上などでは、「新しくシン・ゴジラ像かぁ」「シンゴジラ像、ここに立つんだね」などといった情報が出回った。
「旧ゴジラ像を一新、リニューアルするということ」
シン・ゴジラをベースにするということは、事実上のシン・ゴジラ像になるのか。
この点について、PRを担当しているKプレスは3月1日、Jタウンネットの取材に対し、次のように説明した。
「シン・ゴジラ像が建つわけではなく、あくまでもシン・ゴジラをモチーフにした新しいゴジラ像ということです。広場にあったゴジラ像も一新、リニューアルするということになりますね」
旧ゴジラ像については、日比谷シャンテに隣接して3月29日にオープンする「東京ミッドタウン日比谷」内の「TOHOシネマズ日比谷」に移設される予定だ。今度は、広場ではなく、屋内に設置されることになっている。
東宝では、日比谷を「日本のブロードウェイ」にする構想を掲げており、日比谷で新旧2体のゴジラ像がお目見えすることになりそうだ。