「夜の宮島」はこんなに素敵だった! 宿泊客が伸び悩む宮島を盛り上げる起爆剤とは
イベントは好評だったがほとんど日帰り
今回、弥山で星空や夜景を楽しんでもらおうというイベントを企画しました。午後5時過ぎ、普段は営業を終えているはずのロープウエー乗り場に、次々と人が集まってきました。
会場の電気が消えると、目の前には光り輝く夜景が広がりました。
参加者からは「寒いけど楽しかった、すっごいきれい。いろんな光でキラキラしてる」「もう感激です。夜ロープウエーに乗って、すごくきれいでこんなことないもの。絶対また来たいと思います」といった声が聞かれました。
あいにくの曇り空で、星はあまり見えなかったものの、参加者は大満足の様子でした。
実行委員会の西本さんは、「夜景と星空の両方が見られる場所はそんなにない。貴重な資源をこれからも宮島の新しい観光の魅力として、発信していけたらこんなに光栄なことはない」といわれていました。
イベントは3日間開催され、のべ300人が参加。これで夜の宮島もにぎわうかと思われましたが...。参加者の9割が県内在住者だった今回のイベントは、ほとんどの人が日帰り。
周辺のホテルの予約率は、普段とそれほど変わりませんでした。しかし中には、いつもよりにぎわった場所もありました。宮島で唯一、午前1時まで営業している飲食店「バンビーノ」。イベント帰りの人も訪れ、店内は満席に。
バンビーノの山根浩寿さんは、「ここ金曜日はそんなに忙しくないんです。今日はいっぱいですね。もっと宮島の夜をみんなに知ってほしいですね」といわれていました。