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「西郷どん」がバク宙?合成・CG一切なし! 鹿児島実業高校男子新体操部×鹿児島市のPR動画

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.02.04 11:00
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日本の近代国家形成の契機となった明治維新。郷中教育などで知られる薩摩藩(現在の鹿児島県)は長州藩(現在の山口県)などとともに、1868年に維新をなしとげた。

それから150年を経た2018年。NHKの大河ドラマでは「西郷(せご)どん」が放送され、それを受けて鹿児島市でも特設サイトを作ったり、大河ドラマ館や明治維新150周年事業を行うなど、活発に活動を行っている。その活動の中に、なぜか「西郷どん」に扮した高校生が、アクロバティックに動く動画が存在する。一体どういうことなのだろうか。

「問題」の動画の一部(画像はプレスリリースより)
「問題」の動画の一部(画像はプレスリリースより)

ガチンコで作った「西郷どん」たちによる新体操

実はコレ、鹿児島実業高等学校の男子新体操部部員による、鹿児島市のPR動画「維新 dancin' 鹿児島市」だ。特設サイトは3月31日までの限定公開となっているが、動画そのものは4月以降もYouTube上に残り続ける。

鹿児島実業高等学校男子新体操部は、高い技術を持ちながら、大会でユニークな演武を行うことで有名だ。また、女子新体操部も全国大会に出場する強豪で、タレントの入来茉里さんも同校の新体操部出身として知られる。

動画の中では、西郷隆盛よろしく太い眉毛をつけた男子生徒たちが、天文館や「維新ふるさとの道」など、鹿児島市の名所を紹介しつつ、華麗なダンスを披露している。バク宙など、一糸乱れぬアクロバティックな動きを見ることができ、合成・CGを用いない、部員による生演技で全て構成されているといい、完成度はかなり高い。また、BGMは90年代の匂いがするJ-POP風の音楽で、そこはかとない郷愁を誘う。

制作の経緯について、鹿児島市観光交流局観光プロモーション課の担当者は2018年1月31日のJタウンネット編集部の取材に対して以下のように語る。

「明治維新150周年で『西郷どん』の大河ドラマ化が決まったということを軸に、市のPRを行おうという話になりまして、コンペを行いました。その際に鹿児島実業の男子新体操部の企画があり、面白いのではないか、ということで採用に至りました」

と語る。評判も上々だといい、YouTubeでの再生数は、31日現在で20万回を超えている。また、観光プロモーション課では10枚程度、映像の入ったDVDを用意しているといい、貸し出しの問い合わせも少なくないという。

特設サイトではほかにも、15秒のコマーシャルムービーのほか、メイキングムービーも見ることができ、制作の裏側を覗き見ることが出来る。

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