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コイの頭に「赤いC」 広島...じゃなくて、山口の池にいる「カープちゃん」

野口 博之

野口 博之

2018.01.28 11:00
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頭に赤く「C」に見える模様が入ったニシキゴイが、山口県内の公園の池に泳いでおり、「カープちゃん」と呼ばれて親しまれている。

カープは英語でコイのことだが、プロ野球球団「広島カープ」のマークに似ていることから呼び名が付いた。

「ぬいぐるみとかできそう」「なんだか、ほっこり」

カープちゃんは、山口県光市観光協会の広報担当者が2016年10月、市内の冠山(かんむりやま)総合公園の修景池で偶然見つけて名付けた。体長は50~60センチあり、体が真っ白なだけに余計「C」の模様が目立つ。

中央のコイが「カープちゃん」(写真は、光市観光協会提供)
中央のコイが「カープちゃん」(写真は、光市観光協会提供)

当時は、広島が25年ぶりのリーグ優勝を果たし、日本シリーズの制覇を目指していた。カープちゃんが観光協会のフェイスブックなどで紹介されると、その姿見たさに人々が次々に池を訪れた。観光協会の担当者も、「皆さんカープちゃんめがけてエサを与えるので常に満腹で鈍い」と投稿で嘆いたほどだ。

その年の広島は、残念ながら北海道日本ハムファイターズに敗れ、日本一を逃した。しかし、カープちゃんは、ヤフーニュースにも取り上げられて有名になり、カープファンのブログなどで「一度見に行ってみたい」というコメントが相次いだ。

18年に入ってもその人気は続いていると、全国紙が1月24日にウェブ版記事でも取り上げた。これを受けて、ネット掲示板などでは、「ぬいぐるみとかできそう。可愛い」「なんだか、ほっこり」などと話題になっている。

広島カープのユニホームを着た子供たちも大喜び

広島は、17年もリーグ制覇し、18年のシーズンは、リーグ3連覇と悲願の日本一を目指している。シーズンが始まれば、カープちゃんにも注目が集まる可能性がありそうだ。

冠山総合公園管理事務所では、まだファンらがカープちゃん詣でするまでではないとしながらも、池の縁にカープちゃんの写真付き案内看板があるため、探す人はいると担当者が話した。広島カープのユニホームを着た子供たちが、カープファンの親に連れられて、カープちゃんを見つけて喜ぶ姿も見られたという。

公園は、約2000本の梅が咲き乱れる梅園が有名で、2月10日~3月4日まで恒例の「梅まつり」も開かれる。公園管理事務所では、「梅の花を見がてらに、カープちゃんにもぜひ会って下さい」と呼びかけている。

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