「雪に弱い」日暮里・舎人ライナー、早くも...
2018.01.22 16:00
どうして雪に弱いのか
舎人ライナーは、以前から「雪に弱い」と言われている。たとえば13年1月14日の大雪では、翌朝には首都圏の鉄道が通常運行に戻っていたが、舎人ライナーのみが11時まで全線運転再開できなかった。湾岸部を走る「ゆりかもめ」と同じく、車輪にゴムタイヤを使用している「新交通システム」だが、この日、ゆりかもめはほぼ平常通りに走っていた。
Jタウンネットの姉妹サイト「J-CASTニュース」は、当時(13年1月15日)の記事で、こう説明していた。
「交通局では、『ゆりかもめ』との違いが出た背景として、『地域的な問題』を挙げている。具体的には、(1)埼玉県に近い内陸部を走っている(2)川を渡るところもある(3)強い風が吹くところもある、という理由で、ゆりかもめよりも気温が下がって軌道が凍結しやすいという説明だ。舎人ライナーは荒川と隅田川の2つの川を渡っている。ただし、『ゆりかもめ』もレインボーブリッジを渡っており、同様に軌道が凍結しやすい環境にあったとの見方もできる」