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山口・茨城県民は「禁煙失敗」しやすい!? 逆に成功率高い県民は? 読者アンケートで見えたタバコ日本地図

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.12.27 18:00
提供元:ニコレット

タバコを吸う人なら、「禁煙」を一度は考えたことがあるはず。だが、これが難しい。中には、「禁煙する!」→「禁煙成功!」→「また吸い始めた......」→「禁煙する!」をループし続ける人も......。

「禁煙失敗」してしまうのは、自分の意思が弱いから? 実はもしかしたら、「県民性」も影響しているのでは? そこで「タバコ」をテーマに、アンケート調査(Jタウンネット調べ、投票期間:2017年12月2日~11日)を行った。質問から見えた地域差は――?

「禁煙したことあるが、再び吸っている」は13.9%

「あなたは『禁煙』したことありますか?」アンケート結果
「あなたは『禁煙』したことありますか?」アンケート結果

注目したいのは、「あなたは『禁煙』したことありますか?」(総得票数1291)への回答だ。

今回は喫煙経験者に焦点を絞り、「喫煙したことがない」を除いたデータ(計612票)を見てみることにした。

すると、「完全に禁煙した」(52.0%)がもっとも多く、禁煙成功者はかなり多い事が伺える。一方「禁煙したことあるが、再び吸っている」は29.2%、「禁煙など気にせず、ずっと吸っている」は18.8%という結果になった。

では、およそ3割を占めた「再び吸っている」、つまりおそらく禁煙に失敗しただろう層に着目して、都道府県別に見てみよう。10%未満の地域も多いなか、「失敗」率が特に高かった主な都道府県は、山口県が41.7%(全12票中5票)、茨城県が24.6%(全69票中17票)。以下、岡山県、岩手県、群馬県、静岡県などが挙げられる。

逆に「再び吸っている」とした人が少なかった、つまり「成功」率が高かったのは、宮城県や新潟県、石川県、京都府といったところだ。

Jタウン研究所の独自アンケートで出たこの違い、その原因はどこにあるのだろうか?

イシカワ県民はイシ固い?

ひとつ考えられるのは、周りの環境だ。そこで、「あなたはタバコを吸っていますか」(総得票数1410)への回答を見てみる。

全国平均では「吸っている」(24.2%)「以前は吸っていたがいまは吸っていない」(25.6%)とした人が約半数の49.8%。

都道府県別では、先ほど挙げた「禁煙失敗県」の山口、茨城が、「吸っている」「吸っていた」合わせてそれぞれ58.3%、64.0%と、やはり全国平均より高い。逆に、「禁煙成功県」の大部分は「吸っている」「吸っていた」率が平均並みか、それを下回る。

周りに喫煙派が少なければ、それだけ「誘惑」の機会も減るし、逆もまた――という仮説は成り立ちそうだ。

ところが、例外が石川県である。この県では、「吸っている」「吸っていた」が計63.6%と、他県に比べてやや高い。にもかかわらず、禁煙成功率もまた高いのだ。

維新以来の長州・水戸の気風が影響!?

「失敗県」筆頭の山口と、「成功県」石川は、ともに県内に「小京都」を擁するなど、共通点も少なくない。その一方がタバコをやめられて、もう一方がやめられないのはなぜ?

祖父江孝男さんの名著『県民性』(中公新書)は、石川県民について「やさしくオットリ、消極的」「忍耐力は強く努力型」との評価を載せている。

一方、山口県民は同じ「努力型」ではあるものの、明治維新で活躍した長州藩士たちに代表されるように、時に大言壮語しがちな行動派、とされる。思えば、やはり「失敗県」の茨城県も、幕末には多くの志士・論客を生んだ「激情性」の土地だ。対して石川県=前田藩は幕末、慎重な態度を取り続け、最後の最後で官軍にすんなり従った。

こうして見ると、「禁煙するぞ!」と思い立つそばから宣言して、とにかく行動してしまう山口・茨城県民型より、石川県民のように「不言実行」でじっくり構えて挑む方が、禁煙はうまくいきやすい?!

石川県民になれないあなたは...

石川県民のようにがんばれない、そんなあなたを手助けしてくれるかもしれないのが、「ニコチン置換療法」だ。ニコチンを喫煙以外から補充することで、離脱症状を抑えつつ、禁煙に向けてサポートしてくれる。

その代表的な商品が、禁煙サポートガム「ニコレット」。指定第2類医薬品なので、薬局やドラッグストア、Amazonで購入できる。公式サイトには、「つらさのピーク」になる最初の1週間を、アドバイスとともに乗り切るための「チェックシート」も用意されている。

ちなみに「どんな時にタバコを迷惑だなと思いますか?」(総得票数1293)という質問への回答(得票数589)のうち、最も得票率が高かったのは「飲食店で近くに喫煙者がいた時」(56.0%)。「ホテルや旅館などでタバコの匂いが残っている時」(23.6%)と続き、「駅・コンビニの喫煙所の近くを通る時」(10.6%)と、「エレベーターで喫煙者と一緒だった時」(9.7%)は拮抗した。

東京都がすすめる受動喫煙防止条例には、早くも千葉市などが追随する方針を示している。喫煙者の肩身は、都道府県を問わず、ますます狭くなりそうだ。禁煙失敗、県民性のせいにせず、そろそろ真剣に考えた方がいいかも......。<企画編集:Jタウンネット>

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