兵庫・篠山市長「サンタクロースからではありませんが...」 「丹波篠山市」改名用途に1億円のふるさと納税が！

デカンショ節で歌われるほど有名だったが......

上の画像は、市長日記ブログに投稿された「市名変更にお使い願いますとふるさと納税1億円」という記事の一部だ。

市長は下のようなコメントを添えている。

あまりの高額のご寄附にびっくりしています。
篠山市への思いに、感謝申しあげます。
市名変更について、「お金がかかる」という反対理由はなくなりましたが、論点を整理し、調査を続け、議論していきます。
責任も強く感じています。

篠山市は市名変更した場合、公共施設の銘板交換などで約6500万円の費用がかかると試算していた。この寄付で、経費上の問題はクリアされそうだが、他にも問題はないわけではない。

そもそも市名変更に関しては、「丹波焼」や「丹波栗」など、篠山市の特産品にも関わらず、そのことが広く認識されていないということで、篠山市商工会などが要望し、署名活動なども行われていた。市議会での議論も続けられている。

ツイッターにはこんな声が寄せられている。

篠山産の黒豆美味いし、黒豆の枝豆も超美味いんだけど商品名には「丹波篠山の」ってつくもんな...＞RT

— 鍛冶定 (@kajisada_go) 2017年12月25日

「丹波篠山市」の市名変更、良いとは思うがお隣の丹波市的にどうなんやろかと。

— 白ハセ (@MountainWelfare) 2017年12月25日

秋に篠山城行った時、高速ICの名とか物産館の見て、てっきり「丹波篠山市」だと思い込んでた。むしろ「篠山市」だったことにびっくり。
市長びっくり！「丹波篠山」に市名変更を　希望者が匿名で１億円寄付（神戸新聞NEXT） - Yahoo!ニュース https://t.co/4LR6EAKcf3 @YahooNewsTopics

— ねこまたの弟子 (@iris987) 2017年12月25日

「篠山産の黒豆美味いし、黒豆の枝豆も超美味いんだけど...」という人もいれば、「...お隣の丹波市的にどうなんやろかと」と心配する人もいた。2004年、すぐ隣りに兵庫県丹波市が誕生して以来、混同されることが増えているらしい。

有名なデカンショ節がありますよ。

デカンショデカンショで半年くらす、あとの半年ゃ寝てくらす?
丹波篠山、山鹿の猿は、花のお江戸で芝居する?

丹波を外してしまったから「えっ、篠山ってどこ？」となってしまい、知名度がグーンと下がってしまった。

— 運動員 F (@shinonome889) 2017年12月25日

丹波篠山はデカンショ節で歌われるほど有名だったが、「丹波を外してしまったから『えっ、篠山ってどこ？』となってしまい、知名度がグーンと下がってしまった」と嘆く人もいた。

反対派はこの「丹波篠山市」のための1億円の寄付を「民主主義の崩壊」とか「受け取るな」という。住民アンケートで「寄付者の意思を尊重し変更費用全額を寄付で補い丹波篠山ブランドのエリアと意味を確定させることに賛成ですか反対ですか」の賛否を取れば良い。#丹波篠山市 https://t.co/Ve2Bd4BlKR

— デカンショくん (@Bbcf4G) 2017年12月25日

市名変更については、まだ賛否両論あるようだ。市民の合意が得られず、名称変更できない場合は、寄付者の意向を聞いて使途を決めるという。