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「お巡りさんが網や棒を...」 サル逃走、神奈川をぐるり回って大田区へ

野口 博之

野口 博之

2017.12.07 06:00
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東京都大田・品川区内で2017年12月5、6日にかけてサルが出没し、警察も出動する騒ぎになっている。

都区部で野生のサルが目撃されるのは珍しいらしく、ツイッター上でも不思議がる声が出ている。

6日夕には、大田区の平和島でも目撃される

大田区は12月5日昼過ぎ、公式ツイッターで上のような注意喚起の呼びかけを行った。報道によると、区内でこのころからサルを目撃したとの110番通報が相次ぎ、警察官が網などを持って出動する事態になっている。体長は、50~70センチで、ニホンザルのオスとされた。

大田区出没のサルと同じと見られている(神奈川県警鶴見署のホームページから)
大田区出没のサルと同じと見られている(神奈川県警鶴見署のホームページから)

6日に入ってからも、大田区内の大森南、東糀谷周辺でも午前中にサルの目撃があったとして、区はツイッターで注意を呼びかけている。そして、昼過ぎには、品川区の八潮付近で目撃され、区が公式ツイッターに情報を載せた。

テレビのワイドショーでは、サルの情報を繰り返し流しており、サルは6日夕現在、大田区の平和島にある平和の森公園周辺に潜んでいると報じられている。

ツイッター上では、一般の人からも目撃情報などが投稿されている。

箱根や丹沢などに野生のニホンザルが生息

実は、このサル、10月17日に神奈川県平塚市内で目撃されてから、県内のあちこちで出没しているサルと同じだとみられている。

報道によると、その後、厚木市、鎌倉市から三浦半島の三浦市まで移動し、ここから北上して横浜市内に入っていた。12月5日朝には、鶴見川にかかる橋の欄干の上を悠々と歩くサルの姿を一般の人がビデオに録っており、多摩川の橋も渡って大田区に入ったらしい。

神奈川県の自然環境保全課は6日、箱根や丹沢などに野生のニホンザルが生息しているとして、どこから来たのかは分からないものの、県近辺にいたサルではないかとJタウンネットの取材に答えた。今回のサルは、群れから離れたのではないかとみている。

16年度現在で、県内に952頭がいると推定されており、県内の市街地では頻繁に目撃されている。横浜でも数年に1度目撃されるが、都区部に現れたのは聞いたことがないという。

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